金魚すくい
今日は、蝉の声がよく聞こえる夏らしい1日だった。
そして今日もプール。いつもはあおぞら、うみ、とりの順番で入ることになっている。順番になるまでは、室内で好きな遊びをして過ごしている。
彩瑛「先生、金魚すくいやりに来て。」
彩瑛ちゃんに招かれるままに製作コーナーに行ってみると、そこでは、実蒼ちゃん、弓乃ちゃん、彩瑛ちゃんによって金魚すくい屋さんが開店されていた。
弓乃「金魚すくうときは網を使ってください。取れたらこれに入れてね。最後は全部返してね。」
実蒼「金魚のエサもありますからね。食べると大きくなるよ。」
彩瑛「ヨーヨーもありますよ〜。」
お店に着くやいなや、遊び方を教えてくれた。



感心したのは、金魚、網、すくった魚を入れる器まで、全て折り紙で手作りされているということ。折り紙とセロハンテープを駆使して、器用に立体的に作り上げられているのだった。
さらに、金魚が入っている水槽と入れ物には、水色の折り紙で水が張られている。細かい部分にこだわりながら、自分たちの力だけで必要なものや遊び方などを考え、ここまで作り上げたことに、本当に感心した。



そんな魅力的な遊びには、もちろん周りの子どもたちも興味を持って集まってくる。
実蒼「一回でできるのは二人まででーす!終わったら次の人に代わってあげてください。」
弓乃「次の人どうぞ〜。こうやってやるんですよ。」

入れ替わり立ち替わり集まってくるお客さんたちに、忙しそうにしながらも、見事な連携。
日和「日和ちゃんも作りたい。」
実蒼「金魚?網?」
日和「金魚!」
実蒼「いいよ、教えてあげる。」
日和ちゃんは、お家でも家族でやりたいと、実蒼ちゃんに金魚の作り方を教えてもらっていた。周りの子どもたちも、大いに刺激をもらっているようだ。