お店屋さん、大忙し!

 「よいしょ、よいしょ」と自分を励ます子どもたちの声が聞こえてくる。急斜面の階段を一列に並んで懸命に登っていくる青グループの子どもたち。先に階段を登りきった鷹次くんが、目の前にあった丸太にまたがってみんなを待っていた。「ブーブー」と言いながら丸太を乗り物に見立てて遊んでいる鷹次くん。階段を登りきった子どもたちが、次々と鷹次くんの丸太にまたがり始めた。「鷹次くんの車、人気だね。かっこいいね。」という保育者ぼ言葉に嬉しそうな鷹次くん。みんなを気前よく乗せてあげて、あっという間に丸太は子どもたちでいっぱいになり、満員のバスのよう。それぞれが「しゅぱーつ!」「ブーブー」と好きな言葉を言いながら、しばらく乗り物ごっこを楽しんだ。

 広場に到着し、ふと見ると、凛久くんがベンチに枝やお花を並べて「いらっしゃーい」と呼び込みをしている。「凛久くんのお店屋さんね」という保育者の声を聞いて、みんなも凛久くんのお店へとやってきた。「くださーい」とお買い物をする朔くんも入れば、凛久くんの隣に並び、お店屋さんになる鷹次くんもいる。皆、思い思いに好きな場所へ行って、枝やどんぐりなどの商品を並べたり、呼び込みをしたりと大忙しだ。保育者も、早速買い物に行ってみた。「何を買おうかな。このお店は何がオススメですか?」と聞いてみると、「あんこだよ」「おだんごだよ」と返事が返ってきた。

 前と後ろにあるベンチを行ったり来たりしながら、忙しく働く子どもたち。ベンチに貼ってある注意書きをメニューに見立てて、指差しながらお客様に説明する姿はなんとなくユーモラスである。

 身の回りにあるものを自由な発想で遊びに変えてしまう子どもたちの力に感心してしまう。一人の友だちが始めた遊びをきっかけに、子ども同士が関わりあい、遊びが広がっていく。そんな姿が見られた散歩であった。子どもたちの遊びがより広がり、楽しいものになるよう、サポートしていきたい。

 赤グループは、大田切池への散歩を楽しんだ。魚に挨拶し、公園内を歩き、花や虫などの春を満喫する子どもたちであった。

 散歩では、今後も子どもたちと一緒に、季節を感じられるような発見をしていきたいと思う。

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