初めての散歩

 今日は、9時までの登園のご協力をお願いしている日。なぜなら、発育測定の日だからだ。

 うみぐみの保育室を片付け、隣の『はらっぱ(保育スペース)』に移動し、計測をする為に、下着一枚になってもらう。
 着替えをする際、「出来ない。やって。」と呼び掛けられる事はなく、するすると脱衣していく子どもたち。発育測定さえも、数値化出来ない子どもの育ちを肌で感じられる機会である事に、はっとする。

 保護者の方にも見せてあげたい。子どもたちは一歩ずつ、着実に、自立に向かっている。

 発育測定の後は、2グループに分かれ、うみぐみになってから初めての散歩に出掛けた。園庭遊びが大好きなうみぐみさん。でも、保育者が「今日は久しぶりに皆、散歩に行こうよ」と言うと、たまには散歩も良いもんだ、と言わんばかりに、「園庭が良い…あ、やっぱり散歩で良いよ」なんて言われた。

 園の裏階段に出ると、「ピンクになってる!」「白もあるよ」と、桜吹雪が残してくれたものに心を動かした。
 なかよし幼稚園の前まで来ると、「皆でこっち(水路の中)を歩きたい」と、蒼太くんが保育者だけにでなく、みんなに向けて提案してくれた。
 東谷公園の手前のマンションでは、冬には水を止めていた噴水から水が噴き出していた。

 園庭も良いもんだ。でも、散歩には、季節の移り変わりや、子どもの身の回りの環境の変化、そこから刺激を受けた子どもたちの学びが詰まっていく。

 春の散歩は、良い香りがする。

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