何するの?

 今日は、4.5歳児が休園。保育者が消毒作業をしている静かな森の部屋を抜け、園庭遊びに向かう。園庭も貸し切り状態。こんなに静かな園の状態に、コロナが流行り出し、自粛が続いた2年前のあの日々を思い出した。そして、変わらない毎日が遅れることのありがたさを改めて思い出したのだった。

 子どもたちはどんなふうに感じているのだろうか?と思いながら園庭に出たが、子どもたちはいつもと変わりなく遊び始めた。うみの子どもたちにとっては、園に登園して、今日も変わらない毎日だったようだ。

 昨日の雨で滑り台下には、いつもよりさらに大きな水溜りができていた。水溜りの周りには乳児の子が入って行かないように馬で柵が作られていたが、水が大好きな子どもたちは早速、覗き込みシャベルですくってみたり、葉っぱを投げ入れてみたり、楽しむ姿があった。

 そこへ、園長先生が排水ポンプを持ってやってきた。何かが始まる!と感じたのか、蒼太くんが「何するの?」と声を掛ける。排水した水を水道まで流すために長いホースを接続しながら、「ん?これ?見ててごらん。」と園長先生。蒼太くんの興味津々のワクワク感が伝わったのか、他の子も集まり出した。

 そんな時に、ピーピーピーとゴミ収集車が入ってくる音がした。いつもならこの音が聞こえると、門の付近に走り寄る子どもたちだが、今日はその音さえ耳に届いていないようだ。それほど、これから何が起こるのだろうと興味がそそられているのだと感じた。

 子どもたちは園長先生の作業の様子に、何が始まるのか察しがついているのか、「ガタガタっていうんじゃない?」「ブーンだよ。」「ビリビリかも。」そこにいた数人の子が排水のスイッチが入った時の音を予想し始めた。準備の様子を見て、これから行われることを推測したり、どんな展開があって、どんな音がするのかなど仮説を立てて、興味深げに見守る姿に感心した。

 スイッチが入ると、ブゥーンという音と共にホースが膨らみ、水が流れていく。すると、ホースの繋ぎ目から噴水のように水が吹き出した。

 どんな音がするか?なんて言うのは、忘れ去られるほどの「わぁ〜!!」という歓声に近い声とともに、「オシッコみたいー!」「クジラみたい!」などど、笑い声が広がった。

 子どもたちが予想した以上の出来事に、興奮しながらハプニングを楽しむ子どもたち。「濡れる、濡れる〜!」と言いながら、吹き出している場所を押さえては、「スリー、ツー、ワン」とカウントしながら、手を離し、吹き上がるを楽しむ子どもたちであった。

 ハプニングを楽しむ能力は大人より長けていると感じる保育者だった。  

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