遊びの展開

 「外へ行きたい」の声もあったが、今朝は雨。うみの部屋で遊ぶことにした。

 しばらくはブロックやままごと、リラックスコーナーでゴロっとしながら絵本を読んだりと楽しんでいたが、外が明るくなってきたのを感じたのか園庭を眺めながら、「外、行きたい…」と。

 そこで、雨が止むのを待ちながら、テラスで遊べるようにした。

 子どもたちにとって、外気に触れるだけでも違うのか、みんなが出てきて寝転がったり、ジャンプや小走りで体を動かして楽しみ始めた。

 柊介くんが、牛乳パックで作った様々なサイズの積み木を手に取り、「キャンプしよう!」と蓮己くんを誘った。「テントにしよう。」と蓮己くんも乗り気で遊び始めた。

 しかし、牛乳パックの積み木だけでは、テントにするには難しかったようで、積み重ねた積み木を見ながら「やっぱりここは火にしよう!」と提案する柊介くん。

 キャンプには火も必要だしいいね!と、思ったが、やはり、最初に浮かんだテントができたら、よりキャンプらしくなって遊びも展開していくかなと思い、もりの部屋から大きな布を持ってきて、片方をラティスに洗濯バサミでつけ、屋根のようにして「これを使ってテントにするのはどうかな?」と提案してみた。

 「うん、いい。」という言葉とともに、柊介くん、蓮己くんだけでなく、周りにいた子どもも興味を持って集まった。

 反対側をどこをどうやって止めるかなど子どもたちと考え、テントが完成!

 早速テントの中に入ろうとする子もいれば、積み木を持ってきて、「これはテレビね。」「これは〇〇ね。」と快適に過ごすための道具を運び入れる子もいた。

 しかし、そのテントの形状を見て、ハンモックみたいと思ったのか、テントの上にも物を乗せたり、自分が乗ろうとする姿があった。

 もちろん、洗濯バサミやテープで止めているだけなので、屋根は落ちる。

 「あー。」との声が上がり、もう一度「これ(牛乳パックを)重ねてやれば。」「それはだめだよ。こっちの方がいいよー。」など考えながら作り直したものの、やはり上に物を載せるとまた壊れてしまった。

 このテントの上に乗るのは無理だと思ったのか、「じゃあ、こうしよう。」と、テントは諦め、布を床に敷きシートにしてキャンプが再開。先程作った火(コンロ)で料理が始まった。

 テントにはならなかったが、子どもたちの試行錯誤や気付き、今あるものの中での遊びの転換などが見れ、とても興味深かった。また、物を見たときの見立ては一人一人違い、細かな設定も決まっていないが、会話や遊びの中でイメージをすり合わせながら共有していく子どもたちに感心した。

 この後は、キャンプの火がお尻に付き「熱い熱い。」と逃げ回り、友だちが水をかけて消すというユーモアたっぷりな遊びへと展開していった。

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