おはしのはなし

 子どもたちが食事中に使う食具はスプーン、フォーク、箸の中から選び、自分のトレーに乗せる。お箸のみを持っていく子どももいれば、お箸は使わずスプーンのみで食べる子どももいる。大人も食事をする上でお箸を使うメニューは様々だが、スパゲティをフォークで食べるか箸で食べるかで悩むことがあると思う。そもそも食具はメニューによって、使いやすいものを使うべきだと思うが、本来便利で画期的なお箸を手にとってほしい。そんな思いで、あかぐみに「おはしのはなし」をした。

 まず初めに、お箸は日本の文化であることを簡単に説明した。お箸を使う国は多くないこと、他国では手でカレーを食べる文化があることを伝えると、子どもたちは驚き、「僕はスプーンで食べるよ」との声も。食事中は使いやすい食具を選んで良いことを伝えたが、ご飯茶碗に残った米粒を集めるのにスプーンが便利という声も。米粒を集めるのは、練習を重ねればお箸でもできることを伝えた。

 続いて、給食のトレー上でのお皿の配置も伝えた。日々の配膳中に伝えてはいるが、何故その配置なのかを説明したかった。ご飯茶碗と汁物を手前に置き、お箸を持たない手で器を持てば食べやすいことを伝えた。

 食事のマナーを伝えたところで、いよいよお箸を持ってみる。まずは利き手をバンバンの手(銃の手)で一本持ちをする。さらに、もう一本の箸を中指の下にスッと差し込む。箸でものをつまんだり、はなしたりするには、1本目の箸に中指をくっつけて上下に動かす。持ち方が正しくても、ものをつまむことは難しい。大小様々なモールを使用し、つかんでお皿に移すゲームをした。

 おはしのはなしをした後、食事中の様子を見に行った。今日の給食は和食。トレーにお箸を乗せて席に着いた子どもたちが、箸を使い「先生見て!」と声をかけてきた。1本のバンバン持ちをしてから箸を持つ子どももいた。

 正しく箸を使うためには、持ち方や姿勢などの他に、箸の選び方も重要である。自宅で自分専用の箸を持ち、食事をするのは日本だけの習慣。箸は、親指と人差し指の間の長さの1.5倍が目安。子どもが使いやすいものを使用し、成長に合わせて変えていくと良い。

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