ピカピカしてる!

 今朝は、雨が降りそうな曇り空。急な雨にも対応できるよう、リュックにレジャーシートを忍ばせて散歩に出掛けた。今日の散歩先は、「見晴らし橋」と「園周辺」だ。人数に偏りが出たが、保育者の人数を調整することで、希望通りの散歩先に行けるようにした。

 見晴らし橋へ向かった子どもたち。「ここから何が見えるんだっけ?」と尋ねると、「京王線!」との声が上がった。「電車!」という返答を予想していたので、「京王線!」に驚いた。電車に興味のある子が多いはなぐみ。保育者より子どもたちの方が詳しかったりもする。

 道中、転んでしまった子がいると、引き返して手を取る子どもたち。洋服についた砂を丁寧にはらってくれる子もいる。転んで泣きそうになっていた子も、みんなに助けられるとパッと笑顔になり駆け出した。

 見晴らし橋に着き、1、2本電車を見たところで、「あ!あそこ!ピカピカしてる!」との声が上がった。「え?どこどこ?」と子どもが指差した方向を見みると、確かに点滅している光が見える。「さっきは光っていたけど、今はピカピカってしたんだよ。」と光が消えたり、点滅したりすることを保育者に伝え、じっと光を見つめていた。

 すると、電車が迫ってくる音が聞こえた。「電車来た!」と集まってくる子どもたち。橋の下を電車が通過すると、直ぐに反対側へ行き、走り去る電車に手を振って見送る。

 「さっきピカピカってしてたんだよ。そしたら〜、直ぐに電車が来ちゃった!」という子に、「何が?」と尋ねる子。光の点滅が、電車の動きに関係していることに気が付き始めているようだった。

 そして、「あ!こっちもピカピカしてる!」との声が上がる。反対側にも、同じく点滅する光があることに気がついたのだ。

 それからは大忙し。どちらの光が点滅するかと、橋を行ったり来たり。一人が「あ!ピカピカした!」と声を上げると、直ぐに全員が集まってくる。初めは光が点滅する理由がわからなかった子も、友だちの言葉や行動から少しずつ気づき始めて、途中からは「ピカピカしてる〜!」と一緒に光が点滅する様子を確認していた。

 電車が過ぎ去る度に、指を折りながら本数を数えている子が数名いた。「今、何本目の電車を見た!」と尋ねると、「今ね、よん!」と答える。確かにその時見たのは、4本目の電車。その後も何度か本数を尋ねてみると「えっとね、今は〜、ごといち!」「今は〜、にとごほん!」と、少し難しいかな思いながら尋ねてみたが、大正解!最後に、「そろそろ行こうか!今日は何本の電車を見た?」と尋ねてみると、「じゅう!!」との声が上がった。

 長い時間観察して続けていたにも関わらず、通過した電車の本数を正確に数え、憶えていた子どもたちには、本当に驚かされた。

 園周辺を散歩した子どもたちは、虫や鳥を見たり、枝同士を叩きつけたりすることを楽しんだ。その後、陽だまり公園に寄って、ブランコをして遊んだ。

 園庭では、水溜りにヤマモモの実を落としたり、けやき砦で体を動かして遊ぶことを楽しんだ。

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