こうしてみたよ

 昨日のクリスマス準備の続きになるだろうと、朝に保育者が段ボールを切り、素材にしようと準備していた。その様子に気が付いた子どもが集まってくる。「あ、この形は…クリスマスツリーでしょ!」と三角の形を見てすぐに理解する。木の枝をクロスして毛糸を巻きつけて作る飾りと同様に作れるようにと思っていた。

 また、昨日の夕方にクリスマスツリーを手裏剣タワーと同じように作ってみたらいいのではと、北原先生に作り方を聞き、作り始めていた子どももいた。これを作りたいという気持ちが伝わってくる。その続きを「手伝って。」と友だちと一緒に取り掛かる。

 また、「これ作ってみる!」と木の枝に毛糸を巻きつけるが、そのやり方が分からないと、「こうやるんだよ。」と、声を掛けてくれるとり(5歳児)。その姿に頼もしく感じる。そして、それを見たり聞いたり、少しやってもらったりするあおぞら(4歳児)。コツを掴むまでは悪戦苦闘していたが、分かると黙々と作っている。
 段ボールに毛糸を巻き付けてクリスマスツリーを作るが、巻き付け方にそれぞれ特徴があり、毛糸の色を途中で変えたり、隙間がないようにしたり、二重にしたり、逆に隙間を作ったり。最後にキラキラを飾り付ける。また、2個、3個と作るごとに工夫する箇所を変えている。そのポイントを作った後に教えてくれるのだ。

 隣のテーブルでは、「看板作ったよ〜。」と教えてくれた。子ども同士で「これはこうなんだ。」「俺はこっちにこうした。」「こうする方が面白いな。」「どうやって立たせようか。」など、話をしながら作っている雰囲気がとてもいいなと感じた。

 それぞれの場所で、友だちの作品を見ながらも、自分はそれよりももっとこうしようという姿が見られているなと感じる。同じでもいいが、その中でちょっと何かを変えるだけでも、その作品の印象が違ってくる。そのポイントがその子どものこだわりポイントになっているのだと思った。1人で作るよりもみんなで作る方が面白い、楽しいと感じるは、そういうところがあるからだろうなと思う。

 「サンタさんに手紙書いたら来てくれるかも。」「いい子にしてるとサンタさんて来るんだよ。」「そうだ!ここにも飾りがあって、サンタさんが見てくれたら、プレゼント置いていってくれるかもしれない!そしたら、家と合わせて2個になる〜!」と、子どもたちの話は弾むのであった。そして、飾りがどんどん増えていく。

 

3歳

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