カラフルなアナコンダ

 昨日、数人が繋げた10mの紙をクラスで披露した。

「うお!長い!」「もうこれがヘビじゃん。」「こんなに大きかったっけ?」「三人で繋げたの?」

 紙の長さに驚き興奮する子どもたち。何の変哲のないただのコピー用紙なのだが、それが長いというだけで子どもたちを惹きつける魅力的な紙に変身する。

 子どもたちの意欲が高まるのを感じ、「この紙にアナコンダを描いてみる?」と誘いかけると、「鉛筆持ってくる。」「ペンとかもいるよね。」と製作コーナーから、そこが空になるほどの道具を持ち出してきた子どもたち。それぞれ好きな位置を陣取り、思い思いに赤や黄色、青にピンクで描いていく。

 保育者としては子どもたちとアナコンダの模様を調べ、本物に近いものができればなと思っていたのだが、子どもたちはアナコンダを描くというよりは、お絵描きで自由に表現したかったのかもしれない。

 その結果、バムとケロの絵本に出てきそうな、カラフルなアナコンダが出来上がった。せっかくなら、みんなから見える場所に貼ろうと、保育者がその作業と格闘していると、とりの数人が「隣で遊んできていい?」と聞きにきた。今日は朝の会をしてからたくさん色も塗ったし、そろそろ他の遊びに移りたくなるのも当然。「いいよ。」と返事をしかけて考えた。「何かもう一つ、子どもたちの心を掴む提案ができたら、もっとここで遊びたいと思うかもしれない。」

 保育者「いいけど、誰かアナコンダの餌作りたいって言ってなかったっけ?」

 玲音「え?あ、そうだった。ワニ作ろっかな。」

 美晴「みーちゃんも作る。」

 柚希「池を作ってカエルとか作るのは?」

 実蒼「ウンチ作らなきゃ。」

 彩瑛「彩瑛ちゃんもウンチ作る。」

 昨日、アナコンダの生態を追った動画を見た時に、ワニを捕まえたり、排便をする様子を見たのを思い出したようだ。玲音くんの一言から興味が広がっていき、とりが再び製作に戻っていった。

 そこからは「こんな大きさだったよね。」「ワニは尻尾もあったな。」と思い出しながら手を進めていた。段々と、本物に近いアナコンダになってきたなと思っていると、日和ちゃんがつぶやいた。「アナコンダ綺麗にできたね。小さい子も、これなら怖くないね。」

 そういえば、昨日のアナコンダの動画に夢中になっていたものの、実は怖がる子も多かった。もしかすると、怖くならないようにわざと色をつけたのかもしれない。そのことも、子どもたちに尋ねてみたい思う保育者だった。

 今日は明希くんの誕生日。他の子から好きな食事やジュースなどを聞かれ、照れながらもしっかり答えていた。

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