2024年9月27日
まだ半袖の肌の上を、すっと涼し気な空気が撫でていく…9月にもだいぶ入った頃、ようやくそんな日も訪れるようになってきた。 すると、下ろしていた腰を上げ両腕で伸びをすると、どのクラスも今とばかり、続々と園庭、園外へと繰り […]
2024年8月25日
キラキラとした真夏の光をまといながら舞い上がるプールの水しぶき。それをのけ反り避けるように体ひねれば、虫取り網をかざして園庭を駆け巡る一団が、目に飛び込んで来る…そんな夏の光景は、もうなくなってしまうのだろうか。 今 […]
2024年7月25日
知人にもらったメダカの飼育を、園の玄関前で始めたのがちょうど一年前。遅ればせながらメダカデビューを果たした入門者の驚きや戸惑いを、このひぐらしにも記したことを覚えている(「睡蓮鉢、覗けば」令和5年7月号)。 あの夏、 […]
2024年6月22日
今年は梅雨入りがずいぶんと遅れ、その分早めに到来した真夏日に、少し様子を伺いながら外遊びに向かう6月。 昆虫の飼育、野菜の栽培、園庭のビワやヤマモモの収穫…初夏の保育日誌は生命と向き合う場面であふれていく。 はなぐ […]
2024年5月20日
もう越えたはずの年度替わりが、5月にもう一度やってくる。暦のいたずらか、ようやく園生活にも慣れようとしたその時、大型連休に突入するからだ。 少し後戻りしたかにも見えるGW明けを、そっと保育者に支えられながら、また園生 […]
2024年4月7日
実は気づいていた。少し驚いていた。開花宣言が出ても、この周辺の桜はぎゅっと蕾を固くしていることが常なのに、こんなこともあるのかと。 打って変わって、今年の東京の開花は昨年よりずっとずれ込んだのだが、園の前を通る遊歩道 […]
2024年3月22日
当日は、予報通りの快晴だった。どんどんと気温も上がり、前日に心配していた風も止んでいた。絶好の卒園式日和…そんな言い回しは当園くらいだろうか。 間もなくに迫った開式に向け、着々と園庭に会場を設らえていくのだが、今年の […]
2024年2月18日
「コマ台の枠が外れてしまって…。」 夕刻、保育者から声がかかる。コマ台とは、柔らかな土の上でもコマが回せるよう、プラスチックのパネルに木枠を取り付けた板台。園舎の修繕か何かで出た廃材を使って私が作ったものなのだが、そ […]
2024年1月27日
子どもたちは本来、やりたがりで見せたがり。ただそれは、まだまだ身近な人たちとの安心感の中で、時に一緒にパフォーマンスなどすることで、それが周囲に共感されていることを実感する。 そして来月、それを親子で楽しむ「中の日」 […]
2023年12月26日
年末が近づくにつれ、園内のそこかしこで大掃除に勤しむ姿が、保育日誌のなかでいくつも拾われていく。 自分の靴箱とコート掛けを掃除する3歳児。その奥からは、どんぐり、葉っぱ、石ころといった「宝物」がどんどんと顔を出す。「 […]