私たち、人気だね♡

 今日は6月の誕生会だった。今まで誕生会は、ホールで開催していたのだが、定例化し過ぎてしまったのか、最近は寝転がっていたり、隣の友だちとおしゃべりをしていたり、友だちの誕生日をお祝いをするという雰囲気から、少し離れていくように感じていた保育者たち。

 誕生会自体も長すぎるのか、会場の大きさは適しているのか、子どもたちにとって誕生会の楽しさはどこにあるのか、様々な観点から見直した結果、長くて大き過ぎるという結論にいたり、少し時間を短縮して、ホールよりは小さいはらっぱの部屋で行うことにしてみた。

 6月の誕生児は、とりの中村 明希君と、あおぞらの若宮 光義君、内海 知咲ちゃん、朝日 杏樹ちゃん、藤田 日和ちゃんの5人だ。

 5月下旬から、今日に向けて、5人で少しずつ準備を進めてきた。誕生会の日が近づくにつれて「今日やるの?」「早くやりたいんだけど!」と、当日への期待感が増していった。

 今月から誕生会をはらっぱの部屋でやること、最後にみんなでゲームをする時間を、今回はなくしてみることを子どもたちにも相談してみると、「え?全然いいよ。」とのこと。自分たちの登場の場面を除けば、そういった全体の構成に対するこだわりはないようだ。

 待ちに待った誕生会では、準備の段階で5人のワクワク感はマックスに。心なしかいつもより、みんな口数が多くなっているように感じた。

 会場の準備も整い、みんなからの拍手で迎えられると、少し照れながら嬉しそうに登場し、忙しそうに友だちから求められるタッチに応えていた。

 杏樹「私たち、人気者だね♡」

 主役の席について、隣の知咲ちゃんとそんな話している杏樹ちゃん。自分が主役になって、周囲のみんなからおめでとうと言われ、自分達のパフォーマンスを認めてもらうことが、やっぱり何よりの嬉しいようだ。

 保育者からのインタビューにも堂々と答えていく5人。そして光義君は、大好きなアナコンダを作り、みんなに見せながらその生態を紹介、知咲ちゃん、杏樹ちゃん、日和ちゃんは色が変わるマジックと、水の入った袋に鉛筆を刺していくマジックを披露。明希君は、手作りのバットで得意なバッティングを披露した。それぞれの得意なこと披露し、大きな拍手と喝采の声を浴びて、特別な時間を存分に満喫したようだった。

 お祝いする側の子どもたちも、はらっぱに場所が移り、誕生児との距離も近いこともあってか、みんな会の雰囲気に飲み込まれていた。それどころか、演じる誕生児の方へと段々と近づいていってしまうほど。自然と会場に一体感が生まれていたのだった。

 これは誕生会だけではない。「いつもの形」にとらわれることなく、園生活の全てのことを、子どもたちの姿を見つめながらを考えていきたい。

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