繋がり

 かぜグループの朝の会は、あか・しろ・あおぐみで、開催場所(部屋)が決まっている。「朝の会が始まるよー」の声を聞くと、一斉にそれぞれの場所に向かって走り出す姿に、子どもたちの中に、所属意識が芽生えてきているのを感じる。

今日は、あおぐみの朝の会を覗いてみると、椅子を自分たちで出して円くなっていた。そして、慣れた様子で梅ジュースと秤も移動しようとしていた。毎日のジュースの変化を記録しているので、みんなで予測しながら、測る様子を見守っていた。

 「4.1キロだと思うよ。」

 「あれ?」「4.1と4.2のあいだ。」細かな観察力に感心。

 その後は、天気の話となった。

 勇樹「今日は、晴れだよ。」

 周囲では、盛んに「暑い。暑い。」との声が。するとすかさず、

 杏樹「一瞬で汗かくってママが言ってた。」

 話のキャッチボールが楽しい。

手遊びで「ワニのお父さん、お母さん」をやりながら、ワニの口の大きさの変化を楽しんでいた。「次は、お兄さんワニだよ。だからこのぐらいだね。」「次はお姉さんワニやりたい。」「僕も言おうと思ってた。」と次々と発案者が出ていた。

 重さや大小の違いなど、子どもたちの生活の場面に潜んでいるものは多く、それを大人も見逃してはいけないと思った。子どもたちの興味や発信をどう受け止めて、それをどう返していくのか。日常の積み重ねの大切さを感じたのだった。

 園庭遊びになると、またそれぞれ思い思いの場所へと散らばっていった。

 砂場遊びでは大きいシャベルを使い、山作りの準備をしている子がいた。友だちが使っていたりで、なかなか思い通りのシャベルが見つからない。場所を変えて探しに行ったり、「大きいシャベルは、黄色と青もあるよ。」と教える友だちもいた。

 そうした中、年下のにじさんがすかさずシャベルに手を伸ばした。「あーやめて。」と言って別のシャベルを手渡す。すると、それに納得をしたのか、そのシャベルでしばらく遊んだ後、きちんとそれを置き場にしまっていた。それを見て、「ちゃんと片づけてる。」と思わず言葉を上げる。そのまま二人の遊びは続き、「二人は同じ名前なんだよ。」と伝えると、「同じ名前だけど、赤ちゃんの方がほっぺがぽちゃぽちゃしてる。」とその違いを伝えてくれた。次に二人が砂場で出会った時には、どんな関わりが続いていくのかなと楽しみになった。

 ハンモック遊びでは、30を数えて交代しながら遊んでいると、うみさんが「やりたいの」とやって来た。すぐにとりさんたちが話し合い、「私達の間に入れてあげるね。」と伝えると、うみさんも「ありがとう」と答えている。その横をにじさんが通ると、すかさず声を掛けている。「やりたいのかもしれない」と予想しているようだ。

 みんなのコップが並ぶテラスの麦茶コーナーは、暑さで賑わっていた。子どもたちが、友だちのコップに次々と麦茶を入れていた。「どうぞ」「ありがとう」のやりとりがここでも。

 梅の木では木登りをするかぜさん、その下ではにじさんがおままごとをしていた。必要な葉っぱをサッと手渡したり、ささやかな交流があった。

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