やっちゃん、テープ!!

 今日は、とりさんと相談していた「部屋を暗くする方法」に、あおぞらさんと取り組んでみることになっていた。

 まずは、「暗い」ということはどういうことなのか?ともう一度質問してみると、「光がないこと」とのこと。この光とは太陽のことらしい。

 「部屋を暗くする」→「光が入らないようにする」→「明るい窓に紙を貼る」ということを確認する。

 次に、何が必要なのかを確認。「黒い紙」「新聞紙」「ダンボール」「テープ」という意見が出た。「糊で貼る」という話も出たが、貼る場所が窓なので、糊は使えないことを説明する。

 最近は、製作の時も、セロハンテープを多用する姿もあり、糊とテープの使い分けをどう知っていくのかという課題もあることを改めて感じる。

 必要なものを揃えて、早速作業開始。子どもたちがどう動き出すのか見守ることにした。すると、片手で紙を抑え、もう片方でテープを貼ろうとしている子、テープだけを手にして切っていく子、紙を持って「誰か、テープちょうだい!」と叫んでいる子と様々であった。とにかく、全てを「自分で」という思いが強いように感じた。

 しかし、しばらくすると、「ちょっと、ここ抑えてて。」「いいよ。」「私、テープ係にするね。」と、次第に自分の役割を決めるようになっていった。自分が何をしたらいいのかを考えて動いているようなのだ。

 そこで、「そっか。友だちと協力する方がいいかもね。」と声に出してみると、そこからは、「ねぇ、あれ持ってきて!」「ね、テープある?」「ここはやるよ。」などとやり取りする子どもたち。

 「やっちゃん、テープ!」と帆夏ちゃん。

 「やっちゃん、テープ!!」と海翔くん。

 「やっちゃん、テープ!!!」と勇樹くん。

 テープ係になった弥生ちゃんは大忙し。

 新聞紙を貼っていた勇樹くん。「ちょっと、黒い紙を貼ろう。」保育者「新聞紙を貼ったのにどうして黒い紙も貼るの?」勇樹くん「だって、新聞紙だけだと明るいから。」とのこと。新聞紙と黒い紙の明るさの違いに気付いたようだ。

 また、弓乃ちゃんは、まず先に長いテープを画用紙に端に付け、それを窓に貼るという方法に切り替えていた。

 少しずつ暗くなっていく部屋。電気を点けたり消したりして、確かめている姿もあった。ほとんどの窓を埋め尽くし、完成となる。最終確認として電気を消すと…「なんかまだ明るい…。」「あそこだよ!」と指を指した先は天窓が。

 そこは保育者がどうにかするしかない。「わかった。なんとか先生が頑張る。」と約束し、少し時間をもらう。梯子を持ってきて黒い画用紙で覆い、子どもたちを集めて確認する。

 「お〜、暗いじゃん!!」「いい感じ!」と子どもたちも納得の暗さになったようだ。すると、「先生、キャンドルは?」との声が。

 ということで、キャンドルを灯してみると、「綺麗〜!」「向日葵みたいな模様になってる。」など、何度見てもこの雰囲気は楽しい様子。

 「ねぇ。お母さんたちにも見せたいよね。」「くうちゃんにも見せたい。」→(はなぐみさん)「しろぐみとあかぐみも見せるよね。」「にじさんにも!」「おひさまさんにも見せたいな。」と、とにかくみんなに見てもらいという気持ちが強くなったようだ。

 これから、どうやってみんなに披露していくのかを一緒に考えていこうと思った。

 

 

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