夏の醍醐味

 太陽がジリジリと照りつけた今日。気温は34度と非常に高かった。

 少しでも涼しさを感じられるようにと、テラスに出てすぐにミストを出した。すると、「わあ〜!」「冷たい!」と声をあげながら集まってくる子どもたち。

 気持ち良さを感じていると、ミストの下に虹が出た。「あ!見て!虹が出ているよ!」と伝えると「どこ!?」と虹を探すが、保育者からは見えても、子どもたちの目の高さからは、どうやら見えないようだ。そこで、シャワーの高さを調整すると、「虹だ!」「触ってみる!」と手を伸ばして虹に触れようとしていた。

 テラスに降りると、アトリエ前で水遊びが繰り広げられていた。水道に雨どいをつけて作られた水路にビニールボールを流す子。蛇口を抑えて水しぶきをあげる子。水鉄砲で離れたところにある葉を打つ子。同じ水遊びでも、子どもによって遊び方は様々。それぞれが興味のあることや好きな遊びを自由に楽しんでいた。

 水路で遊んでいる子どもが少なくなったので、雨どいを蛇口から外した。その時、噴水のように水が湧き上がる方が魅力的なのではないかと、蛇口を上向きにしてみた。

 すると、それにすぐ気がついた二人が、ビニールボールを持ってやってくると、蛇口にビニールボールを押し当てた。すると、勢いよく水しぶきが上がり、二人の顔を直撃する。すると驚くどころか、さらに強く蛇口にビニールボールを押し当てた。

 二人があげた水しぶきが周囲の子どもにもかかると、嫌がるどころか皆が集まってくる。そして「わあ〜!」「面白い!!」「気持ちいね!」「冷たいのがきた〜!」と声をあげながら水しぶきをあびていた。

 気温が高く日差しも強かったため、普段より早めにテラスへと上がり、日陰の下で水遊びをすることにした。

 容器に入れた水を水車にかけて遊ぶ子。ジョウロに水を汲み、何度も流す子。水面に手のひらを打ち付けて、水しぶきをあげる子。タライに片足を入れて水の冷たさを感じる子。コップに水を汲み、友だちと水のかけ合いをする子。テラスでもそれぞれが好きな遊びを楽しんだ。

 あまりの暑さに、保育者が「本当に暑いね〜。」と呟くと、ジョウロに汲んだ水を腕にかけてくれる奏介くん。「うわ〜!気持ち良い!ありがとう!」と伝えると、「気持ち良い?冷たいでしょ?」と何度も水をかけてくれる。その様子を見た恋羽ちゃんも、一緒にかけてくれる。保育者の言葉に、すぐに応じて行動する姿に本当に驚いた。

 水遊びには、水の感触や動きや冷たさ等、様々な体験や刺激がある。こんなにもダイナミックに水遊びができるのは、夏の醍醐味だろう。

 寒天遊びや氷遊び等、感触や冷たさを楽しむ遊びはたくさんある。暑さが厳しくなるからこそ楽しめる遊びを、工夫していきたい。

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