にじいろ潜水艦

 先日のこと。

 子どもたちと相談をして、潜水艦に色をつけることになった。「何色がいいかな?」と聞くと、「赤」「青」など様々。参考までにと、図鑑を開いてみると、「あ、黒じゃん!」と言う子もいたが、やはり、赤や青も捨てきれない様子。どうしようかと考えていると、「じゃあ、にじいろは?」と意見が出た。「いいじゃん!」「そうしたら、いろいろな色が使えるし。」「そうしよう!」

 こうして、それぞれが好きな色を塗る、「にじいろ潜水艦」に決まった。早速、絵の具で塗ろうということになったのだが、絵の具のワゴンに、先日造形活動で使ったクレヨンがあるのを見つけると、「絵の具を塗る前にこれで模様を描いたら綺麗になったよね。」とのこと。子どもたちの中に、経験が積み上がっていること嬉しく感じた。さっそく、クレヨンで着色、描画を始めると、「星」「流れ星」「虹」など、発想がどんどん広がっていた。

 そして本日。また絵の具を用意した。大きな潜水艦を出すと、子どもたちが興味を持って集まってくる。「私も!」「僕も!」と、代わる代わる塗っていくのだが、にじいろにしたことで、それぞれが持ち寄ったそれぞれの色が、鮮やかに発色している。にじいろにしてよかった。
 絵の具を塗りながら、様々な色が混ざり変化していくと、そこからイメージが湧くようで、「ほら、魔女の潜水艦になったよ。」「後ろから見るとピンク色の潜水艦に見えるよ。かわいい!」と、方向によって見え方が違うことを楽しむ姿もあり、子どもたちの気づきは面白いなと感心した。

 戸外で塗っていると、あっという間に絵の具が乾き、そこに重ねて着色をすることを楽しむ姿もあった。それはまるで、油絵を描いているかのようだ。

 絵の具遊びの中で、大勢で一つの形を表現をするのは、それぞれの表現が重なり合ってしまい、難しいと感じることもあったが、今回ばかりは、自分の表現が邪魔される!という不満は一つも聞かれなかった。友だちと一緒に、作り上げることを楽しんでいるようだった。このような、共同製作の機会も大切にしていけたらと思う。

 さて、潜水艦の次の行程はどうしようか。子どもたちに相談していきたい。

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