夏を楽しむ準備

 今日もうだるような暑さ。そんな中、園庭を横切る大人たちの影を、子どもたちに知らせた。するとすぐに、「プール!!」「階段もある!」「でも、水着持って来てない!」と、言葉が飛び交う。
 今日は駐車場ではプールの設置作業。「今は準備中だから、今日はまだプールは出来ないんだよ。プールはバラバラになってるから、くっつけてくれてるんだって。」と伝えた。
 それにしても、この猛暑の中、大きくて重いプールを運び、組み上げてくれていた大人たちのことを、いつの日か思い出すことはあるだろうか…そう思うくらい、汗を滴らせて作業をしてくれた業者の方々へ、感謝の思いがいっぱいであった。

 今日も、園庭遊びは朝だけにして、日差しを避けて室内やテラスで遊んだ。
 室内では、折り紙とはさみを使いながら、うみぐみ専用の七夕飾りを作っていく。『折る』『切る』『貼る』の3つの工程が必要なこの製作には、実は、子どもたちの「苦手」「難しい」が詰まっている。でも、そこから「どうやってやるの?」といった一言を引き出すことが、大人の役割だと感じる。
 子どもがワクワクするような作品を見せたり、手がかりとなるような補助線を引いたり、試行錯誤する姿を辛抱強く見守ったりと、作り上げたいという意欲が持続するような関わりが求められている。

 そうして出来上がった一人一人の七夕飾り。笹の葉に飾る日ももうすぐだ。

 テラスでは、昨日に続き、和太鼓に触れた。
 せいびまつりの一角で、和太鼓を通して季節感や文化に触れられたらと考えている。ただそれを、お祭りだけで終わらせてしまうのはもったいない。子どもたちに本当に大切なのは日常。

 そこへ『非日常』の和太鼓を出すと、柚紀ちゃん・叶芽くん・政尋くんは、すぐに素手で叩き始めた。そしてバチを渡すと、叩く所によって音の響きが変わることや、力の込め方で音の大きさが変わることを身体を通して味わっていた。

 そんな室内遊びの途中で、あおぐみさんから招待を受けたキャンドルの展示会にも出向いた。
 キャンドルが揺れる幻想的な部屋をそっと通り抜けるという、静かな時間だったのだが、思いの外「楽しかったー」という声が多く、その真意を計りかねていた。すると愛真ちゃんが、給食前に「もう一回(キャンドルを)見たい」と教えてくれた。
 子どもたちの『楽しかった』という言葉には、笑ったり飛び跳ねたり、ドキドキワクワクしたという動的な意味合いだけでなく、静かで穏やかな静的な感動も、ちゃんと含まれていることを知った。子どもの言葉の真意を聞き取れる大人でいたい。

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