あおぐみキャンドルの日

 今日は他クラスを招待する「あおぐみキャンドル」の日だ。実は、昨日から少しずつ準備は始まっていた。会場内の配置をある程度作っておき、子どもたちと確認するところから始まり、実際に自分たちで通ってみる。他に何か必要なものはないか?と問いかけると、「もう少しキャンドルがある方がいいかもしれない」という意見が出る。

 「そうだ!丸いキャンドルをそのまま置いてもいいんじゃない?」と海翔くん。そのアイディアを取り入れて、会場にキャンドルを追加をして、灯りの具合を確認する。

 すると「いいね〜。」「さっきよりもいい感じ!!」と、子どもたちも満足そう。そこから飾りを作ったり、招待状とチケットを作り、各クラスに渡しに行った。

 当日の今日。朝からドキドキしていたのは保育者の方。本当に上手くいくのだろうかという不安も多少あったからだ。

 しかし朝の会の後から準備に取り掛かると、そんな気持ちは吹っ飛んでしまった。「ここにもキャンドルを置いたらいいんじゃない?」「先生、この飾りはどうする?」「ここにつけたらいいかも。」「これを、上に飾りたいんだけど。」など、次々と考えを伝えながら、自分なりに動き出す子どもたちの姿があったからだ。

 キャンドルを紙飾りで飾る弓乃ちゃん。昨日から一生懸命、飾りを作っていたのは、これを作りたかったからなのかとわかった。

 颯太くんは、「これをつけたいんだ!」とカラーセロハンを置き、キャンドルが青く見えるように工夫をしている。

 そして、会場の最終確認すると、「お〜、いいねぇ!」と笑顔になる子どもたち。最後は係り分担。チケット係、説明係、案内係、出口係に分かれる。

 いよいよお客さんを呼びに行く時間になった。それぞれのクラスを呼びに行く担当は、前もって決めていたので予定通りに動き出す。

 「チケットはこちらに入れてください」「触らないでください」「ゆっくり歩いてください」「ではどうぞ」と、案内していく。はなぐみさんは、何が起こるのかと少しドキドキしているようだったが、それを気にかけながら、「こっちだよ」と声を掛けている子どもたちの姿があった。

 次のお客さんはうみぐみ。先ほどと同様に案内をしていく。「僕もチケット係がいい!」「案内したい!」と途中で役割を変更する姿もあった。

 出口係には、「どうでしたか?」と最後に感想を聞くという仕事もあった。うみさんの「楽しかった!」「光があって楽しかった」の声に、嬉しそうな様子。

 そして、あかぐみ、しろぐみと続く。子どもたちは、自分の仕事に慣れてきたようで、動きがスムーズになっている。そんな中、弥生ちゃんが会場を走って、椅子の上のロウソクが倒れるということがあった。慣れてくると何かあるとは思っていたが、やはり…。

 そこで、みんなにもロウソクを使っていることを再度確認し、「ゆっくり歩く」というルールを作った理由を思い出してもらった。その時に、溶けたロウも熱いということも合わせて伝えた。

 そのことがあってからは、説明の中に「熱いから触らないでね。」「見るだけだよ」という説明が増えたり、その事情を説明する姿もあった。

 説明と言えば、当初「触らないでね」「ゆっくり歩いてね」のふたつの注意事項だったのだが、「喋らないでください」という言葉が、いつの間にやら加わっていた。声を拾わないと、お客さんの反応は分からないのだが…。

 きっと、キャンドルが静かに揺れる部屋の雰囲気を感じて、それが必要だと思ったのかもしれない。子どもたちなりに感じたり、考えたりしながら、会を作り上げているのだなと感心する。

 友だちからの「楽しかった」「素敵だった」「綺麗だった」「すごかった」といった感想はもちろん、名倉先生、臼井先生、仲間先生、中川先生、園長先生、副園長先生と、大勢の大人たちが見に来てくれたことも嬉しかったようだ。自分たちがやってきたことを、認めてもらえる機会を作っていくことの大切さを感じる。

 終了後は、「見に来てくれて嬉しかった」「楽しかった」「準備も大丈夫だった」と、子どもたちも満足そうに話していた。まずは、子どもたちが、それぞれの役割を、そしてこの会をやり遂げたことを大いに認めていきたい。

 

 

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