ひと足お先に

 今日で6月も終わり。毎日、どこかで最高気温の記録が塗り替えられるという、本当に暑い毎日だった。少しでも涼しい時間にと朝は外に出るようにしていたが、今日は暑すぎて朝の園庭遊びを断念した。

 日中はそれ以上に暑くなる予報。でも、ずっと室内では体がうずうずしてしまいそうな子どもたち。プールは来週からだし…なんとか戸外で涼しく、楽しく遊べる方法をと考えた。

 先日の水遊びの時のように、「めんどくさい」が出ないような興味をひく仕掛けをどこかに…

 タイヤで円を作り、その上にブルーシートを敷いて水を入れ、じゃぶじゃぶ池を作ってみた。準備段階から「何かが始まる」と感じ取って、「何しているの?」とテラスから興味を持って見ていた子どもたちだが、さて、どんな反応を見せるだろう。

 また、時を同じくして、テラスでは、来週から始まるプールに向け、名倉先生がビニールプールを膨らませていた。その姿に、「プール!プール!!」とはしゃぎ始めた子どもたち。

 また「えー」という反応かなと案じながら、朝の会で「今日は水遊びをしよう!」と提案すると、「いえーい!」「プール!!」「やりたーい!」と先日とは明らかに違う反応が返ってきた。先ほどビニールプールを見かけたからだろうか、こんなにも変わるものかと驚いた。

 水遊びが始まると、水を得た魚のように全身を使いダイナミックに転がったり、ワニ泳ぎを披露する子の姿もあった。また、タイヤの丸い窪みに溜まった水に、貸切風呂のように浸かる子や帽子に水を溜めて被ることを楽しんでいる子もいた。

 それでも、誰もが水が大好きなわけではない。

 休憩の時にみんなで食べようと、プールに入らなかった子どもたちと、きゅうりを収穫し、味噌マヨまで作って準備した。自分たちが用意したきゅうりを、「おかわり〜」とみんなが喜んで食べる様子を、嬉しそうに微笑みながら眺めている…私にはそのように見えた。

 入りたくない子の気持ちを受け止めて認め、一人一人のペースで楽しんでいけることを大事にしていきたいと思う。

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