望遠鏡

 園庭で遊んでいたある日。あおぐみのお兄さんお姉さんが、カラーセロファンを覗いている姿を見かけ、それを借りながら、一緒に遊んだことがあった。

 そして、一昨日、あおぐみに招待して貰って見た、カラーセロファンを使ったキャンドルの美しさも、きっと印象に残っているのではないかと想像した。

 そこで、筒の先にカラーセロファンを張ったものを準備した。色は赤、青、黄、緑の4色。自分の好きな色を選び、筒部分に水性ペンで色をつけた。

 ぐるぐると模様を描く子、筒の周りにぐるっと線を描く子、点を描く子…思い思いに色をつけ、自分だけの望遠鏡を作った子どもたちは、それを覗き始めた。

 保育者が片目を瞑って覗いているのを真似、同じように片目を瞑って覗こうとするのだが、まだそれが難しいようで、どうしても両目を瞑ってしまう。

 「何色に見える?」という問い掛けに、「青色〜!」「緑〜!」と答える子もいたが、両目を瞑ってしまうのか「わからな〜い!」という声も上がっていた。

 そこでもう一本、望遠鏡を準備して、一本ずつ両目に当て、「双眼鏡」にすることにした。もう一本にも色をつけると、さっそく両目で覗き込む子どもたち。

 再度、「何色に見える?」と尋ねると、今度は「青色と緑色〜!」「黄色と緑〜!」と声が上がる。

 一人が、「先生が青色と緑色だよ!」と声を上げた。「え〜!先生が青色と緑色に見えるの!?自分のことも見てみたら?」と声を掛けると、「うん!」と言い鏡の前へ向かう。「僕が青色と緑色になった〜!」と言いながら鏡に映った自分の姿を見つめている。そして、それを見たもう一人がやってきて、何やら2人で会話をしながら、自分たちの姿を見つめていた。

 子どもたちの姿から、遊びを考えて環境設定をしていくのだが、子どもたちの興味は次から次へと移り変わっていくもの。子どもの関心に気付いたら、すぐにそれに応えてあげられたらと思う。

 今日は、少し覗きづらそうだった望遠鏡を双眼鏡へと方向転換。遊びこんでいけるようにと、臨機応変に内容を変化させることの大切さを改めて感じた。そして、次回はもっと大きいものを作ってみようと考えている。

 一昨日から楽しんでいる氷遊びも、少しずつ遊び方が変化している。初めは氷の冷たさを楽しんでいた子どもたちであったが、今では、氷を溶かして中に入っている動物や恐竜を取り出したり、色付きの氷が溶けてできた色水で遊ぶことに夢中だ。

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