貸さない手助け

 保育者の姿を見つけると、「先生!今日はプールやるの?!」と、すぐに言葉を掛ける子どもたち。昨日のプール遊びが、本当に楽しかったことが伝わってくる。
 大人になった自分も、水に触れる遊びが好きだ。しかし、子どもたちはただの『水遊び』ではなく、特に『プール遊び』に期待感を持っているようだ。それは、どこから来るのだろう。全身で水を感じる心地良さからだろうか、それとも、プールという少し狭い空間が魅力なのだろうか。

 今日は、プールを仕立てるほどの暑さではなかったが、時折差す日差しは強く、タライに少量の水と氷を出した。
 氷遊びを何度か行っているうち、タライを出すのは保育者の仕事、氷を取り出すのは子どもたちの仕事と、役割分担が出来上がっている。製氷皿に張り付いている氷を取り出すことは、子どもたちにとっては、なかなか頭を使う仕事だ。
 「先生、取れない」という訴え耳にする度に、「どうやったら取れるんだろうね」と返していると、子どもたちは、この大人は頼りにならないと見切りをつけ、成功した友だちの様子を観察したりと、どうにかしようと試行錯誤している。

 むやみに手を貸さない…そんな「援助」も増やしていきたい。それが、子どもたちの生きる力に繋がると信じて。

 園庭では、笹の飾り付けも行なった。

 一人ひとりが作った笹飾りには、輪になったタコ糸がついており、それを笹の葉に引っ掛ければよいのだが、ただ葉先に通しただけでは、飾りは重みで、スルリと簡単に抜け落ちてしまう。ここでも、「先生、出来ない」という声が聞こえるが、「糸のトンネルの中に、葉っぱをいっぱい通すんだよ」と言って、まずは実演をして見せた。

 うみぐみの七夕飾りは、夕方まで笹に付いているだろうか。

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風の吹く園庭で

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