しろぐみお化け屋敷

 今日はしろぐみのお化け屋敷オープンの日。しろぐみの子どもたちに「朝の会をやるよ。」と声をかけると、「今日はお化け屋敷だ!」「お化けやるんだよね」と囲まれた。「コウモリ直さなきゃ。」「僕のお面どこにある」「早く机を動かして道を作らなきゃ。」と、今日をとても楽しみにしていたことが伝わってくる。

隼くんが渡したチケットを恵大くんがすぐに回収するシステムの案内係。チケットを百枚近く作っていたのだが、渡してはすぐに戻ってくるので、全く減らず不思議がる二人だったが、途中で隼くんが、「渡しても戻ってくるからだ!」と真相を解明。

 お化け屋敷開始までの間に、レイアウトから仮装まで全てを終わらせなくてはいけないので、朝の会をさっさと終わらせ、さっそく準備に取り掛かった。

 ところが、今日は15人中5人休み。中でも年長のとりの子の休みが多く、あちこちへと走り回る保育者に、子どもたちは「これ付けて」「テープ欲しい」「看板どこに置いた?」と声をかけてくる。

 思い返してみると、最初の頃は子どもたちに興味を持ってもらいたくて、保育者が盛んに声をかけていたのだが、それが今では、逆にこんなにも声がかかるとは。それくらい、自分のやりたいこと、やるべきことのイメージでき上がっているのかと思うと、嬉しいものである。

実蒼ちゃんと彩瑛ちゃんのお守り係。最初は恥ずかしがっていたが、どんどん流暢に。途中で「走らないで」という看板を作って呼びかけていた。

 さて、全ての準備が整い、いよいよお客さんがやってきた。
 うみ、あか、あおのお客さんは、入る前は「どんなお化け屋敷なのだろう」と少し緊張しているようだったが、最後には、笑いながら「面白かった」と。

 それもそのはず。しろぐみのお化け屋敷は怖くないように配慮されたお化け屋敷だからだ。「泣いちゃう子がいるといけないから」という実蒼ちゃんの提案で、BGMも無いし、怖がる子のために、お守りまで用意されている。お化け屋敷の発案者は実蒼ちゃんなのだが、実は実蒼ちゃんは怖いものが大の苦手。その実蒼ちゃんが監修するお化け屋敷なので、みんな笑って出てこられるのだ。

プレゼント係。依千ちゃんが全員分のプレゼントを一人で作ったもの。

 うみの子を中心に、たくさんのリピーターが来てくれたおかげで、お化け屋敷の開演時間は長くなった。しろぐみの子たちが、演じることに飽きてしまうかと心配したが、「そっちに行って僕も驚かしたい」「アナコンダ動かしていい?」「こっちの方が上手くか隠れられるかも」と、子ども同士で驚かし方や場所にアレンジを加え、何回も来るお客にも、「今度はどこにお化けがいるかな?」と、お化け「探し」に変えて楽しんでいた。

 最後のお客を見送ったところで、

実はここに一花ちゃんと尚くんが隠れているが分かるだろうか。最後のゴール直前に隠れているので、みんな驚いていた。

 保育者「お化け屋敷どうだった?」

明希くんと美晴ちゃんのアナコンダチーム。本物に見えるように改良を重ねたアナコンダ。今日も歯を付けて改造していた。

 子どもたち「楽しかった!」

 保育者「何が楽しかった?」

 実蒼「みんながきてくれたのが嬉しかった。」

 隼「ドキドキしたよ。」

 子どもたち「僕もドキドキした!」

 子どもたちはお客さんを呼ぶことをとても喜んでいた。それは「おもてなし」のような気持ちなのかと思ったが、ちょっと違うようだ。「こんなものを作ったんだ、取り組んできたんだ」という誇らしい気持ち、それがみんなに認めてもらえるのかというドキドキ感。お客さんが喜んだ分だけ、自分たちが認められていくような気持ちなのかもしれない。

直也くんのライオン。みんなから丸見えでも気にせず、全力で脅かしていた。こだわりは腕と足に付けたライオンの肌。
陽ちゃんのコウモリお化け。手の羽がこだわりのポイント。バックにはペロペロキャンディーが入っている。

 休みの子が多かったことはとても残念だったが、これまでの取り組み中で、意見のぶつかり合いやすり合わせ、調べ、工夫してイメージを形にすることなどを経験した。今日だけでなく、そのプロセス自体に意味がある。

 恐竜、化石、へびがあって、今日のお化け屋敷。「次は迷路をやろうよ」という意見も出てきている。

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