夏のアレ

 夏になると、アレを集めたという経験のある人は少なくないだろう。今年も、その季節がやってきた。

 保育者が拾ってきたセミの抜け殻を子どもたちの目の前に置くと、すぐには手を伸ばさずにしばらく見つめた後、保育者が触ったり、持って見せると、ようやく触る子や掴む子が出てきた。玩具にぶら下げた抜け殻を、ツンと触った拍子に落ちてくる様子に、まだ生きていると思ったのか、驚いて保育者に助けを求める子もいた。

 この抜け殻を、一体どういうものだと感じたのだろうか。まだまだ続く夏の間に、この抜け殻への反応は、どう変わってゆくのだろうか。