すっぱーい
今年もたくさん穫れた園庭の梅の実。子どもたちとは梅ジュース作りをし、残りの梅で、給食の職員が梅干しを作った。
塩漬けにし、赤紫蘇を加え、いよいよ天日干し。稲葉先生が、テラスの日当たりの良さそうな場所を探している姿を見つけた菜美栄ちゃんと奏音くん。
菜美栄「これ、何?」
稲葉先生「梅干しだよ。」
菜美栄「なっちゃん、梅干し好き!」
奏音「奏音は嫌いだなー。」
稲葉先生「匂いはどう?梅干しの匂いするでしょ?」
菜美栄「本当だ、梅干しの匂いするする!」
奏音「こうやって梅干しってできるんだね。」
その後、園庭で虫探しや鬼ごっこをして過ごし、暑いので水分補給をし小休憩をとった。こんな時に梅干しを食べたら、きっと美味しいだろう。
保育者「みんな、お給食の先生が、梅干しちょっと味見していいよって言ってたんだけど、どう?食べてみる?」
子ども「食べる食べる!!」
梅干しが苦手だと言っていた、奏音くんも「お給食の先生が作ってくれた梅干しだから、少し食べてみたい。」と、やってきた。
みんなで少しずつ食べてみると、
子ども「うわーすっぱーい!!」「すっぱいけど、美味しい!」「うん!美味しい」
と、顔をくしゃくしゃにしていたが、梅干しの美味しさも感じていた。





保育者「梅干しにはクエン酸っていうのがあって、これがすごく酸っぱいんだけど、とっても体に良くて、疲れた体を元気にしてくれるんだって。」
子ども「へー、そうなんだ!」
侑「あっ本当だ、ちょっと元気になってる。」
保育者「本当?早くない?」
玲音「玲音も元気になってきた!」
芙優「美味しかったから、もう一回食べたい!」
保育者「この梅干しを使って、お給食の先生がたくさん料理を作ってくれるから、楽しみにしていようね。」
子ども「どんな料理かなー。」
保育者「梅干しを食べて元気になったから、この後のプールでもたくさん遊べるね。」
子ども「よーし、プールでもたくさん遊ぶぞー!」
侑「プールの後も、疲れてると思うから食べたいなー。」
菜美栄「それは食べ過ぎでしょ。」
このすっぱさが、病みつきになったようだ。

