新たな出会い (2)

 うみぐみになって2回目の朝が来た。外はしっかりと雨が降り続けている。

 金曜日に半数の子に見せた野澤先生からのプレゼントを、あたかも自分が作ったかのような得意気な表情になりながら、「今日はお部屋でしか遊べないけど、こんな良いものがあるよ〜♪」と、再び紹介した。
 保育者が『ブレスレット』と呼んでいるこの手作り玩具を、子どもたちは手首だけでなく、耳やコマの柄など、予想外の所につけて遊んでいる。また、私の予想をはるかに越えたイマジネーションで新たな遊び方が作り出されるのではないか、とワクワクし、ついつい得意気な表情になってしまった。

 金曜日に数人の子が対面した梛七ちゃんはあいにく休みだったが、今日は新たに、暁人くんとの出会いがあった。
 朝の集まりの中で紹介する前に、子どもたちの方から「誰?」などと質問が上がる。「そうだよね!何よりもまず、暁人くんのことが知りたいよね!」と、反省。それと共に、『自分の身近にいる誰か』へ関心がすぐに向かう子どもたちの育ちに、しみじみとした。
 暁人くんの顔写真やお父さんと共に紹介したが、朝の集まりが終わると、子ども同士は大して交わることなく、思い思いに興味のある場所や遊びへ散っていった。『新しい友だちと、一緒に遊ぼう』とすぐにならない所もまた、3歳児なのかもしれない。今のうみぐみさんに対する保育者の役割は、子どもたちが一緒に遊びたいと思った時に初めて橋渡し役をすることだ、と、明日からの心構えを持った。

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