プール遊びの中で

 今日も、あおぞら(4歳児)→うみぐみ(3歳児)→とり(5歳児)の順でプールに入った。その監視係を、今日は珍しく、うみぐみの担任が担うことになった。

 この炎天下、かぜグループ全体の2時間近くのプール遊びを事故のないように見守ることは、なかなか厳しい仕事。その分、全学年を通したプール遊びの観察は、とても興味深い経験であった。

 まずは、4歳児。
 一緒に入る吉村先生に「ザブーンってした後、すぐに戻るのがコツだよー」と、波のプールの作り方を聞くと、その言葉通り、忠実に身体を動かそうとする子が多かった。
 そこには「先生が言う通りにすると、どんな事が起きるのだろう…」と、未知なる経験に対する期待感があるように感じる。そしてそこには、吉村先生との信頼関係が漂っていた。

 続いて、3歳児。
 初めはどの子も吉村先生と向かい合うように座っていたが、一人が「吉村先生と一緒にしよっと」と言いながら、その横へと立ち位置を変えると、自分もと皆が続いていく。誰かが吉村先生をやっつけようとすれば、少しドキドキしながらも、その戦いに加わっていく。
 仲間と同じ行動をすることが面白い。そして、それをきっかけに、新たな仲間とも繋がっていく。

 そして3歳児のプール遊びでは、「先生、見て!!」があちらこちらから聞こえてくる。友だちと遊んでいても、身近な大人に認めて欲しいという思いが溢れている。

 最後は、5歳児。
 吉村先生が「流れるプール作ろう」と言うと、芽衣ちゃんはすぐにその場にしゃがみ込み、仲間たちが作り出した水の動きを感じながら「あ、もう流れ出した〜」と、のんびりとした声を挙げた。これまでのプール遊びの経験を通し、何が起こるのかという答えを、彼女はもう知っている。

 玲音ちゃんは、波のプールを作っている時には、敢えて反対の壁際に立ち、仲間が作り出す波の勢いを全身で感じていた。

 その波が強くなってくると、円プールにいた弓乃ちゃんが、「やっぱり大きいプールに入りたい」と戻って来た。
 どの子も、周囲の様子をよく観察している。

 「これも使いたい」と言って、芽衣ちゃんがクッションとして周囲に敷いていたバスマットを、大きなビート板のように水面に浮かべた。これなら、大きくなった5歳児でも、全身を水に浮かせることが出来た。

 子どもたちは、プール遊びの中でも、生きる力に日々磨きをかけている。

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