ワニの隊列

 気温は31度。最近は暑すぎてプールに入れない日が続いていたが、今日は久しぶりに入れそうだ。

 テラスに出ると、まだ冷たいシャワーに向かって来ては「キャー!冷たい!」とはしゃぐ。きっと、この日を心待ちにしていたのだろう。

 プールに入ると、「ぬる〜い。」と呟く子どもたち。今朝入れたプールの水温は、既に32度まで上がっていた。少し冷たくしようと、ホースで水を入れながら、その水を揺らしたり、細くしたりと動かしてみると、皆プールの端へと逃げていく。

ジュース屋さん

 だんだんと水に慣れてきた子どもたちだが、激しく水しぶきが上がったり、顔に水がかかったりするのが、まだ苦手な子もいる。また、日によって気持ちが乗る日、乗らない日があるので、そんな時は、プールの外で水遊びを楽しんでいる。

 プールの外にある大きなタライには、たくさんの水遊び用玩具が入っていて、子どもたちは、その中から好きな玩具を選んで水遊びを楽しんでいる。写真はジュース屋さんをしている様子。色とりどりのバケツに水を汲み、それをジュースに見立てて遊んでいる。

 プールは苦手でも、「今日は少し挑戦してみよう。」「先生の膝の上なら大丈夫!」「水鉄砲で遊びたい!」等、子どもたちなりに様々なやり方がある。保育者はその気持ちを受け止め、一人ひとりに合わせて声を掛け、必要な場合には手助けもする。

 友だちが打った水鉄砲の水が顔に当たり、「や〜だ。」と顔を歪める子がいた。「お顔に水かかるの嫌だったんだね。これ貸してあげる。反撃だ!」と水鉄砲を手渡すと、パッと表情を変え、友だちと水鉄砲の打ち合いを始めた。

 プールが苦手な子や気分が乗らない子も、保育者の関わり方次第で、「もっと!」と意欲的になることがある。「プールって楽しい!」「水遊びって楽しい!」と思えるような関わりをしたい。

 フラフープをトンネルにして、ワニになった子どもたちがそこをくぐる。首をグーンと伸ばし、腕に力を込めて、顔に水がつかないよう慎重にくぐる子もいれば、バシャバシャと水しぶきをあげて、ダイナミックにくぐっていく子もいる。

 すると当然、進む速さにも差が生まれるが…なんと子どもたちは、順番に並んで、プールを回るように進んで行くのだ。何も言われなくとも、自分たちで周りを見ながら、どう動けば良いのかを考えている。楽しさのあまり友だちより前に出そうになると、「先にいた!」「前だよ!」と、子ども同士で声を掛け合い、譲り合いながら自然にフラフープを潜っていく姿に関心した。

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