朝のにわか雨もやみ、夏の日差しの中、プールを満喫。うみぐみのプランターからはキュウリやトマトが収穫でき、うみぐみの子どもたちが塩揉みをして、かぜグループみんなで堪能した。暑い夏に水遊びと夏野菜を満喫。これぞ夏の醍醐味。

 製作コーナーの森の壁面には、理桜子ちゃんお手製のインコが飾られており、理桜子ちゃんはそこに立ち寄る度に「ほら、インコがいるよ!」と教えてくれる。たくさんの鳥や動物、果物、虫などがひしめき合う森も、だいぶ賑やかになった。そういえば、以前、森を作った時に、この森の上に空を作りたいという声が上がっていたことを思い出した。

 理桜子ちゃんにそのことを相談すると、「やりたい!空を作りたい!!」と興味津々。さっそく模造紙を用意した。壁面に合わせて模造紙を広げていると、周囲の子どもたちも集まってきた。「何をしているの?」「一緒にやりたい!」 と数名で協力をして模造紙の大きさを測り、ハサミで切り分けた。
 「空は何色がいいかな?」と尋ねると、「水色!」とのこと。「絵の具で塗ろう!」と準備も軽やかに筆や瓶を用意している。子ども自身でできることが増えているなと感心する。

 水色の絵の具を用意し、理桜子ちゃんと詩織ちゃんが塗り始めると、実蒼ちゃんがやってきた。誘いかけると、「ここで見ている。」とのことだったが、二人の作業をしばらく眺めながら、「雲はどうする?」とつぶやいた。
 理桜子「後で画用紙で貼ろうか。」
 保育者「それはいいね。でも、せっかく白い紙に描いているなら、雲のところだけ塗らないという方法もありそうだよね。そうだ、実蒼ちゃん、雲を描いてくれない?」
 実蒼「え?…いいよ。」

 こうして、実蒼ちゃんも壁面製作に参加した。鉛筆で雲を描きながら、「あれ?大きすぎたかな?」「いいんじゃない?」などと、相談をしながら作業をしている。これこそ、仲間との関わりを通した学びなのだろう。他者の営みに関心を持ち、自分の思いを伝え、相手の思いを知り、それを擦り合わせながら、難しさや楽しさを共有する。このような経験を重ねながら、遊びを満喫してほしい。

 プールから上がった後も「空」の製作は続き、参加者がどんどん増えていった。

 果たして、どんな空になっていくのだろう。

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