高みを目指して

 今日は朝から大荒れの天気。遠くで鳴っていた雷も、だんだんと近づいてきた。

 こんな天気なので、今日は一日中お部屋の中で過ごした。

 子どもたちの持て余した体力を少しでも発散できればと、はらっぱの部屋でバスケットボールをして遊ぶことにした。

 バスケットゴールは、難易度別に、10点、50点、100点、10000点の4種類を用意。まずは、一番簡単なものから挑戦していく。そして、そしてそれをクリアすると、さらに難易度の高いものへ。

 始めはなかなか入らなかったが、だんだんと力加減やコツを掴んできて、成功率を上げていく。その飲み込みの早さに感心したのだった。子どもたちも「二回連続で入った!」「もう5回も入っちゃったもんねー!」と、自身が上達していくことが楽しそうで、きっとこれが、自信へと繋がっていくのだろうなと感じた。

 一番難易度の高い10000点のゴールに苦戦していた直也君。高さがある上、天井から吊るしてあるので、輪の向きが不安定で狙いにくい。

 直也「ん〜。できない〜。」

 そう言って保育者に訴えるが、ここは自分の力で成功してほしいと、あえてコツを伝えるだけにとどめる。

 しかし、そう簡単にはいかない。すると、一旦、難易度を100点のゴールに下げ、そこでシュートを決めると「よし!入った。」と、勢いを付けて、再び10000点に挑戦。

 10000点のゴールで失いかけた自信を、100点のゴールで取り戻し、再び10000 点に挑戦していく。そうやって、自分なり気持ちを奮い立たせながら、何度も繰り返す姿に、成長とたくましさを感じたのだった。

 その後も汗びっしょりになりながら、給食の時間になるまで、ずっと挑戦を続ける姿に、保育者も心の底からエールを送り続けた。

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