今日も折り紙

 今朝、折り紙の折り方の説明写真と完成作品を、共にテーブルの上に並べておいた。

 一人が気がついて折り始めると、それを見た他の子も「どこに座ればいいの?」と椅子に座る。

 色とりどりの折り紙の中から好きな色を選び、次に何を作ろうかと迷う。説明写真は「チューリップ」「いぬ」「しんかんせん」。3枚を見比べ、「しんかんせん、作りたい。」と呟いた子がいたので、一緒に作ることにした。

 「やって〜!」「できない〜。」と訴える子どもたちに、「これ見て一緒にやってみよう?」と折って見せると、それをじっと見つめて真似て折り始めた。

 やはり写真があるとよりイメージがしやすいようで、「こう?」と少し不安気な表情を浮かべる子もいたが、写真と何度も見比べながら粘り強く挑戦していた。

 隣のテーブルには、犬の顔や新幹線の窓等を描けるよう、ペンを準備していた。折り終えると、好きな色を選んで新幹線に窓やライト、模様などを描く。

 保育者の見本と見比べて、同じように描く子。実際に乗ったことがあるという電車の模様を再現する子。図鑑などで見たことのある電車を真似る子。それぞれが、思い思いの電車を作り上げていく。

 ふとテーブルを見ると、保育者が作った新幹線と、子どもが作った新幹線が綺麗に並べられていた。きっと、同じように描けた満足感から、並べて置いてみたのだろう。

 「ここのライトのところが同じだね。」と声を掛けると、両方のライトを交互に指差し、保育者の顔を覗き込む。「一緒でしょ?」と無言で問いかけているように感じた。

 少し前から、ブロックや粘土等で作った作品の写真を、壁面に貼っている。想像以上に、子どもたちは自分が作った作品を覚えていて、数日経っても「〇〇が作った!」「これ作った!」とその写真を眺めている。

 今日は、子どもたちが折った実物を壁面に貼ることにした。テープを運んでいると、それに気がついた子もいたので、「貼る?」と声を掛け、子ども自身で貼ってみることにした。

 以前粘土で作った「わんわん」を撮った写真の隣に、その日に折った犬を貼り、「わんわん!」と指差していた子もいたことを思い出していた。

 こうして、自分の作品が保育室に飾られ、みんなの空間に位置付けることは、大人だって嬉しい。「またこれ作りたい!」と遊びが継続したり、発展したり、友だちの作った作品を見て「あれ作ってみたい!」と刺激を受けることがある。それは友だちからも、認めて貰えたと感じる瞬間ではないだろうか。

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