お別れの日

 今日はあおぐみの悠翔くんが、せいびで過ごす最後の日。少し前に、引っ越しをすることは子どもたちに伝えていた。悠翔くん自身も、「もうすぐ幼稚園に行くんだ。」「引っ越しするんだ。」と、保育者や友だちに話しており、みんなそういった状況は理解しているようだった。

 悠翔くんのお別れ会をする準備を始める。花束があったらと保育者が準備をしていると、「何しているの?」とそれに興味を持った子どもたちが声を掛けてきた。「悠翔くんにプレゼントしようかなと思ってるんだけどさ。」と伝えると、「いいね!一緒に作りたい!」とそれに加わる。

 「これ可愛いじゃん。」「悠翔くん、喜ぶかな?」「何色がいいかな?」「もっと作りたい!」「悠翔くん、海の見えるところに行くんだよね。」などと言葉を交わしながら手を動かす子どもたち。自分たちの作業の意味を理解し、その意味に思いを巡らせながら作っている姿に成長を感じる。

 後から来た子どもたちにも、取り組んでいる子どもたちが「悠翔くんに作ってるんだよ」「これを先に切って」など、全て説明してくれるので、あっという間に花束が出来上がった。

 そして、みんなが集まって、前に立つ悠翔くんへメッセージ。悠翔くん自身が「太一くん、手を挙げてる?」「勇樹くんは?」と確認すると、その指名を受けて、手を挙げる二人。

「恐竜で(一緒に遊んでくれて)ありがとう。」

「一緒に遊んでくれてありがとう。楽しかったよ。」

 こういう時に、自分の思いを伝えるというのは、意外に大人でも難しいものであるのに、自分なりにしっかりと思いを伝えている姿に関心した。

 絵本や紙芝居、大人たちのやり取りを見聞きしながら、少しずつ身につけているに違いない。

 花束をプレゼントする時も、子どもたちから「悠翔くん、ありがとう。」「元気でね。」と言葉を添えている子どもたちだった。

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