アイスクリームを塗る

 先日、製作コーナーに落ちていた画用紙と折り紙を使って、何気なくアイスクリームを作って、

 保育者「じゃん、アイスクリームです!落ちていた画用紙と折り紙で、こんなかわいいのが作れたよ。」

 と見せると、

 菜美栄「すごくかわいい!!なっちゃんも作る!」

 帆夏「美味しそうー!」

 興味を持ったとりの子どもたちに作り方を伝えると、あおぞらやうみの子どもも入ってきて、あっという間にアイスクリーム作りの輪が広がった。

 紗英「先生の好きなアイスクリームはなんですか?」

 保育者「チョコミントが大好きだな。」

 紗英「チョコミントですね、はい、わかりました。」

 薄緑のアイスクリームに、茶色のマジックでチョコレートを書き加えている紗英ちゃんの口調が、なんだかお店やさんのようで、アイスクリーム屋さんをやったら面白いだろうなと思っていると、早速子どもたちからも、「先生、アイスクリーム屋さんしようよ!」と声があがった。「先生も、今そう思っていたんだよ。」と答えて、アイスクリーム屋さんごっこの準備が始まった。

 美晴「コーンだけじゃなくて、カップのアイスクリームもあるよね?」

 玲音「茶色のコーンだけじゃなくて、オレンジっぽいコーンもあるんだよ。」

 弓乃「アイスのサイズも、大きいのと小さいの作って選べるようにしようよ。」

 とりの子どもたちが中心となってアイデアを出して相談をしながら進めていくと、その様子を見ていた年下の子どもたちも見よう見真似で作ってみたり、お姉さんに手伝ってもらいながら、雰囲気を楽しんでいた。

 その様子を見て、アイスの部分を折り紙ではなく、絵の具で着色してはどうかと思いついた。絵の具遊びを楽しんでいる子どもたちも、立体物に着色した経験はほとんどないので、きっと平面とは違う面白さを感じるのではないかと考え提案すると、「それ、やってみたい。」「面白そう。」と子どもたち。

 そして今日、先週作った白い折り紙のアイスクリームに、思い思いに絵の具で色を塗った。

 菜美栄「先生、垂れてくるよ。」

 美晴「混ざっちゃう!」

 帆夏「でも、混ざった方が’綺麗だし美味しそうだよ。」

 結衣「レインボーカラーにしてみよう。」

 絵の具で塗る難しさと、混色の美しさを感じていた。

 菜美栄「こういうやり方もいいですね。」

 こういった試行錯誤と発見を、たくさん経験して欲しいなと感じた。

 その後も、どのように売るのか、役割はどうするのかなどを子どもたちで相談していた。

 すると、「お客さんは誰にやってもらう?」という声も聞こえてきた。そう、お客さんを誰にやってもらのか…実はこれから、子どもたちはあるミッションをお願いされることになるのだが、それを知るのはもう少し先だ。

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