我慢できない!

 アイスクリーム屋さんに向けての準備をした。みんなで集めた段ボールや空き箱で作っていくのだが、段ボールカッターの使い方を熟知している子が、どんどん作業を進めていく様子を見て、「やってみたい。」と子どもたちが集まってきた。

 保育者「使い方がわかってるお友だちは、教えてあげてね。」

 保育者が声を掛けると、

 子ども「いい?これね、ガッて当たると手が切れちゃうから、気をつけてね。今から、私が見本を見せるから、よく見ててね。ちょっとここを押さえておいてくれる?」

 子ども同士で言葉を交わしながら、協力して作業を進めていく。すると、

 子ども「先生、段ボールが丸見えで可愛くない!」「私、おしゃれなのにしたい!」

 せっかくのお店なのでこだわりたい、という子どもたちの熱意が伝わってきた。そこで、色とりどりのカッティングシートを出すと、
 子ども「わー素敵!」「これ貼った後に、ハートとかをつけてもいいんだよね?」「キラキラのもある!」

 二人一組になって、相談しながら進めていく。すると、

 保育者「こんなのもあったよ!アイスクリーム屋さんで使えるかな?」

 と、名倉先生が発泡スチロールの緩衝材とグリッターペンを持ってやってきた。発泡スチロールを生クリームに、グリッターペンをソースに見立て、アイスクリームにトピッングしていく子どもたち。

 「これいいよ!本物みたい!」「すごく可愛い。」「美味しそう〜。」

 丁寧にトッピングされたアイスクリームは、本当に美味しそうだった。様々な素材と道具との出会いが、「面白い!」「もっとやりたい!」といった意欲を引き出し、創作活動の原動力になるのだと感じた。

 子ども「先生!もう我慢できない!売りたい気持ちが我慢できない!」

 アイスクリームを前に、胸に手を当て震えながら菜美栄ちゃんが言うと、「そうだよ!いつ、誰に売るの?」と周りの子どもたち。

 いよいよ来週、いつ誰にこの素敵なアイスクリームを売るのかを、子どもたちは知ることになる。

前の記事

出会いはドキドキ

次の記事

ボールプール