きっかけ作り

 あおぐみで作った梅ジュースを楽しみにしていた子どもたち。まずはみんなで味見をする。毎年作っているので、味を覚えている子どもは「いっぱい飲む!」「少しでいい」と、好みの量を教えてくれる。

 とりあえず、苦手な子どもにも、それこそお味見程度にほんの少しだけコップに注ぐ。

 「う…。酸っぱいけど美味しい!」「やっぱりダメだ。美味しくない」とそれぞれの感想。

 「あれ?ちょっと思っていた味違う!美味しい!これなら飲める!」と、おかわりする弓乃ちゃん。以前の印象と違っていたようだ。

 味覚はだんだんと変わっていくもの。少し口にしてみることで、食べられるようになることもある。きっかけ作りは大切だなと改めて感じた。

 もしかすると、梅ジュースの毎日の計量も、何かに興味を持つきっかけになっていたのかもしれない。

 ジュースだけではなく、梅の実も食べてみる。「え?食べられるの?」「食べてみたい!」と興味津々の子どもたち。いざ口にすると、想像していた味とは違ったのか、「ちょっとダメだ…」という声が多かったのはとりの子どもたちに比べ、あおぞらの子どもたちは「美味しい!もっと食べたい!」とおかわりする程。この差は何なのか?いずれにせよ、「食べてみよう」という思いを持っていることは嬉しい育ちだ。

 あおぐみだけでは勿体無いと、他のクラスの子どもたちにも声を掛ける。クッキングなどでも、自分たちの作ったものは、みんなにも食べてもらいたいという思いがあるようだ。

 「こっちだよ」「座って飲んでください」「梅の実を食べる人はハセッパーしてね」と、子ども同士で声を掛ける姿も、経験を重ねたからこそなのだと感じる。

 うみさんの部屋にも行くと、「どれくらいにする?」「でも、初めは少しにして、飲めたらまたおかわりした方がいいかな。」と、声を掛ける知咲ちゃんと弓乃ちゃん。

 「美味しかった!」「また、何か作ったら、うみさんにも来てね!」と、うみさんたち。

 「はぁ〜、疲れたね〜」と言いながら、仕事をやり切った満足そうな表情のふたりだった。

 こうやって、みんなに振る舞い喜んでもらったという経験が、次の意欲に繋がる。そして食した相手も「今度は自分も」という憧れのようなものに繋がっていくのではないか。

 今日は、とりさんたちに話をした。「外の日」についての話だ。お家の人たちと何をして遊びたいのかがテーマだ。今後は、クラスで話し合い、どういう内容にするのかを考えていく。 

 

 

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