地域の人々と

 今日は、園外からのゲストが多い日だった。

 今日から3日間、職場体験で松木中学校の生徒たちが来園している。お兄さんたちを前に、初めのうちは、棚に隠れながら様子を伺っていた子どもたちだが、徐々に距離を縮めていき、あっという間に、カードゲーム、鬼ごっこを一緒に楽しむようになった。

 そして今日は、「オオルリの会」の方々が絵本の読み聞かせをしてくださった。

 この会とは、以前から子育てひろば「いずみ」で交流があり、今日の会が実現した。
 うみ、あおぞら・とりの二つに分かれて、絵本を読んでいただく。子どもたちは、初めて対面する人たちに興味津々で、「こんにちは!」「何歳?」と質問する姿もあった。

 たっての希望もあって、最初は全員の前で絵本を開いてもらったが、だんだんと絵本への関心にも個人差が出てきたので、その後は、保育室のあちこちで、自由に参加するスタイルに変えた。自分のペースで、自分の読みたい絵本の前に座る。これが子どもたちには一層心地が良いようで、穏やかな雰囲気の中で、お話の世界を楽しんでいたようだった。
 あるグループは保育室で、あるグループはテラスで、そして、ある子は園庭を向買って腰掛けながら一対一で。

 オオルリの会の方々にお話を伺った。
 表紙の裏や、絵に添えられた小さい字まで見つけ、「ここもちゃんと読んで!」という声に驚いたとのこと。

 「子どもたちは細かいところまでよく見ていますよね。」
 「大人は、ここは飛ばしてもいいやと思っていても、子どもたちは、全てをちゃんと読んでほしい、全てを楽しみたいと思っているのですね。」
 「もしかしたら、この絵本をよく知っていて、ここが面白いと知っているのかもしれないですね。」
 保育者も含め、子どもたちの絵本の楽しみ方を再認識した大人たちだった。

 園外の方との交流は、新しい世界や価値との出会いでもある。そこから刺激を受けたり、心地よさを感じたり、時には環境や思いの違いも感じることだろう。そして、共にこの地域で生きていく仲間でもある。
 人との関わりの中には、子どもにも大人にも気付きと学びがある。

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