ダンゴムシの危機

 はなぐみで飼っているダンゴムシのお家に、数日前から異変が起こっていた。

 なんと、ダンゴムシのお家に入っている土に、謎の白いつぶつぶが出現したのだ。心配になった保育者が調べてみると、白いつぶつぶの正体は「白絹病(糸状菌(カビ)などの様々な病原菌によって引き起こされる病気)の菌核」とのこと。

 今朝、子どもたちにそのことを伝え、相談を持ちかけた。「ダンゴムシを逃がす」「ダンゴムシのお家の土を入れ替える」という二択が上がり、それぞれの気持ちを言葉で伝え合った。

 結果、土を入れ替えることに。

 すると、一人が「でも、土を変えたらダンゴムシ逃げちゃうよ。」と不安を口にした。そこで、一旦ダンゴムシのお家の中身を全て新聞紙の上に出し、そこからダンゴムシを救出した後、土を入れ替えることに。

 園庭に出ると、新聞紙の上に土を広げ、その中からダンゴムシを探し出す。砂場から持ってきたシャベルを使う子もいた。

 大きなダンゴムシは直ぐに見つけられるが、赤ちゃんダンゴムシは小さく、見つけるのは至難の技。それでも、さすがは子どもたち。次々にダンゴムシを救出した。

 その頃、ダンゴムシが好む土を探している子がいた。ダンゴムシがいた場所を思い出し、裏庭へ。土を掘り返して虫かごに入れた。

 新しい土を入れた虫かごへ、救出したダンゴムシを戻してじっと見つめると、「ダンゴムシ入った!」と笑顔になる子どもたちであった。

 毎日餌をやり、霧吹きで湿度を保ち、大切に育ててきたダンゴムシ。子どもたちは、脱皮の瞬間を見守ったり、赤ちゃんが生まれたりと、ずっとその成長を見守ってきた。以前にも書いたように、ダンゴムシへの愛着も芽生えたに違いない。

 今回は飼い続けることに決めたが、いつかは逃すことになるだろう。その時、子どもたちはどんな想いでお別れをするのだろうか。

 それまでは、大切に見守っていきたい。

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