テンポが肝心

 今日はかぜグループ7名、にじぐみ1名であったので、一日一緒に過ごした。

 保育室では、それぞれが好きな遊びを楽しんだ。
 製作コーナーでは、うみぐみさんが折り紙でジャバラを折ることに夢中。そして、ペンで爪に色を付けて「ネイル屋さん」も楽しんでいた。
 ブロックコーナーでは、男の子たちが爆弾や恐竜など、イメージしたものを作り上げて楽しんでいた。

 ゲームコーナーでは、年長児と保育者で恐竜のカードゲームをした。
 このゲームは、「せーの」で一枚ずつカードを出し、カードに印字された数字の大きい人が相手のカードをもらえるというルール。「逆転カード」が出ると、今度は逆に数字の小さい人がもらえることになる。
 数字の大小などがわかり始めた子どもたちは、「どちらが大きい?」と問うと、「うーん、こっちかな。」と少し考えれば判断することができるが、一回一回これでは、ゲームの進行が遅くなり、だんだんとつまらなくなっていくようだった。

 できれば、子ども自身で判断する場面を増やしたいが、テンポ良く進めないと面白くない。このバランスをどう取るべきかに思いを巡らす保育者。

 そこで、「どちらが先に、大きい数字を言い当てることができるか」を、保育者と競うように働きかけてみた。テンポが上がる分間違えることもあるが、そんなことは気にせずに「こっちでしたー!」とテンポよく先へと進む。子どもたちも間違えたことは気にしていない。とにかくこのスピード感が楽しい様子。
 その一方で、側で見ていた子は、「あ、本当だ。こっちの方が大きい。」と、ゲームがどんどんと進んでいっても、ちゃんと子ども自身で数の大小を確認をしている。なるほど、こういうバランスの取り方もあったのだ。

 実は「テンポ」というものも、ゲームを楽しむには欠かせない要素なのだった。私たちは無意識のうちに、このテンポを崩さないよう互いに協力をしながらゲームを楽しんでいることに気付かされる。こういった卓上のゲームを楽しんでいる背景には、数字や文字の理解もさることながら、互いに「協調」し合うという高度な育ちがあるのだ。

 園庭では、かくれんぼや虫探しを楽しんだ。どんぐり砦の上にある樹には、いつの間にか、大きな緑色のどんぐりがたわわに実っていて、早速それが、砂遊びの材料になっていた。

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