自分から

 朝の会の時間、木の部屋へ向かうと、先に着いていた子どもたちが朝の会のセッティングをしていた。「ありがとう。助かったよ。」と声を掛けると、準備をする子がどんどん増えていき、そのおかげで、すぐに会を始めることができた。

 今、あかしろあおぐみは、「外の日」に、保護者と一緒に何をやろうかと計画を練っている。その選択肢の一つになればと、今日は「お買い物ゲーム」を提案してみた。

 買い物に出かけるという設定で、みんなでウロウロ。代表の子が、例えば「いちご」と言えば、3文字の言葉なので3人組で集まって座る。「とうもろこし」ならば6人で集まって座る。文字数が増えるほど歓声が高まっていた。
 ゲームの中で、特定の友だち同士で集まりたいという案に、それはどうなのかとみんなで考える場面があった。みんなで遊ぶ楽しさと、その分思い通りにいかないもどかしさと、色々な葛藤を経験して育っていく。

 その後、赤石公園へ散歩に出かけた。
 日差しが強く、公園で麦茶を用意していると、その手伝いを申し出てくれた。丁寧に注いでくれるのだが、さすがに奥にあるコップには注ぎにくそうだったので、「麦茶が入ったコップをどかして、空のコップを手前に移動するね。」と保育者が声を掛けると、その様子を見ていた別の子が、すっと横から手を伸ばしてくると、空のコップを手前へと移動を始めてくれた。もやは、保育者の出番はなく、二人で連携しながら麦茶を用意してくれていた。

 公園で、「『だるまさんが転んだ』をやろうよ。」と声がかかった。「いいよ!やろう!」と、保育者を含め3人でゲームを始めると、それを見た子どもたちも、「私も」と言って次第にその人数が増えていった。
 そして「『色鬼』をやろう!」という声があがれば、またその様子を見た子が次々に参加をしてくる。

 そんな姿にハッとした。朝の会では「お買い物ごっこ」を提案してみたが、本来なら、自分は「これをしたい!」という思いこそが「ゲームを楽しむ」ことなのではないかと。

 そして、その機会は日々の園生活の至る所にある。
 朝の会の会場準備、麦茶の準備、ゲーム遊び…などなど。子どもたちが「自分で」選択し、取り組んでいる姿はとても生き生きしている。

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