台風

 連休中、ふと考えた。

 子どもたちは、「台風」というものを、一体どういうものだと感じているのだろうか。

 今朝は台風14号の影響で生憎の曇り空。今にも雨が降ってきそうだった。

 そんな空を一緒に見上げていると、「台風が来ているから、雨がいっぱい降って、強い風が吹くんだよ。」と保育者に伝える子がいた。それをきっかけに、大雨が降ることや雷が鳴ることなど、自分の知っている台風のイメージを口々に話す出す子どもたち。

 園庭に出て遊べるだろうかと迷っていると、「今日は飛ばされちゃうし、大雨だから、園庭はバツだよ。」との意見が出た。それを聞いて、傘をさせば良いと答える子や、傘をさしても飛ばされてしまうのではないかと訴える子もいた。

 台風には「目」があるという一人の発言をきっかけに、今度は台風の「顔」の話へ。台風には目がひとつ。鼻も口も耳も眉毛もないという。それはどのような顔なのか、みんなで描いてみることになった。

 台風は丸い。紫の中に黄色がある。黒や水色も。雷はギザギザしていて、竜巻は黒い。イメージを言葉にしながら、思い思いの台風を描いていった。

 「台風」のイメージが、目に見える形に変わった瞬間であった。

 そこで保育者は、台風がこのような姿形だということを、どうして知っているのかという疑問を投げかけてみた。すると、「あまぐろレーダー(雨雲レーダー)で見たんだよ。」との返答が。

 子どもたちは、ニュースや天気予報アプリ等で見た画像のことを言っているようだった。画像情報と日頃の会話で聞いた情報を合わせ、「台風」とは何かを掴もうとしている。そんな子どもたちの理解の仕方がとても興味深く、感心するのだった。

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