片付け一つとっても

 今日は、朝から一日雨降り。午前中は、みんな一緒にもりの保育室で過ごした。

 登園人数も少なく、普段より静かな保育室で、カードゲーム、ままごと、お絵かき、人形遊び、ブロックなど、それぞれが好きな遊びを楽しんでいた。普段、関わる機会が少ない異年齢の友だちにも、名前を確認しながら積極的に話しかける姿に、少人数で過ごす良さを改めて感じた。

 今日はボランティアの学生の参加もあった。始めのうちは、それぞれに少し距離感を測るように関わっている様子もあったが、優しく寄り添ってくれる雰囲気に、子どもたちも心地良さそうだった。

 そんな静かな保育室に、大きな声が響いた。みると、ままごと遊びをしている子の隣で、せっせと調理器具を片付けている子がいる。「まだ使っているから片付けないでー!」と言ってもその手を止める様子がなかったので、少し離れた場所に誘って話を聞いてみる。
 保育者「まだ使っているから、片付けなくていいみたいだよ。」
 子「だって、そのままにしておくと、後で片付けるのが大変になっちゃうから…。」

 なるほど。次から次へと玩具が出されていく状況に、後々大変なことになると見越して、自分なりに片付けを始めていたのだった。普段から、保育室を整理にも気を掛けながら過ごしていることに感心した。また一方で、「まだ遊んでいるから」という思いがある子もいることを伝えて、今はまだ、そのタイミングではないかもしれないということを、一緒に確認した。

 するとその様子を見ていた周囲の子どもたちも、「なるほど、そういうことね。」とつぶやいていた。

 私たちは、様々な考え方や価値観が存在するということを、集団生活を通して毎日のように感じている。それは子どもも大人も変わらない。互いの思いを尊重し、時にそれをすり合わせながら、共に生きていくための術を学んでいる。

前の記事

集まってるんだけど

次の記事

いい天気!