食欲の秋へ!

 今日は外の日を控え、のんびりと過ごそうと思っていた。園庭で遊んでいる姿を見ていると、「先生!あのミカン見に行こうよ。」と誘われた。

 ミカンとは、最近2センチくらいの小さなミカンのようなものを発見し、子どもたちの間で話題になっている果物だ。匂いを嗅ぐと柑橘系のいい匂いがするので、ミカンと呼んでいる。本当のところ、何の果物なのかはわかっていない。

 「あっちにも大きいミカンあるよね!」と、砂場の後ろにある夏ミカンの木のことが話に出る。

 そこから、園庭の木になっている実を探し始める。柿もあるがまだ薄いオレンジと緑のものばかり。「ねぇ。あの柿、食べられるんじゃない?食べようよ。」「まだだよ。もう少しオレンジ色になってからじゃない?」そんなやりとりをしていると、今度は、夏ミカンはもう食べられるのではないかという話になる。

 とにかく早く食べてみたくて、取ってみようと手を伸ばすので、「待って、給食室の先生に聞いてみよう。写真を撮って見せよう」と提案。

 すぐに給食室に向かう子どもたち。林田先生から「もう少し色が変わらないと食べられないな。夏ミカンはいま食べても酸っぱいよ。柿はもっとオレンジ色にならないとね。」と話を聞いてようやく納得する。

 やはり、食べ物のことは給食室の先生にが一番。すぐに相談できる環境はありがたい。

まだ食べられないとわかると、少し残念そうな様子を見ていた時、畑にまだ野菜が残っていたことを思い出した。するとタイミングよく「トカゲの砂を入れたいから畑に行きたい」と声が掛かる。

 一緒にナス、ピーマンを収穫し、早速、味噌炒めを作った。「ピーマンて苦い匂いする」「でも美味しいよね」「ナスの方が好き」などと話をしながら満足げな子どもたち。

 夏野菜はこれで最後。これからは、秋の味覚をたくさん味わっていきたいと思う。

 捕まえたトンボを見せにきてくれた子がいた。そこに、「僕、トンボ触れないんだよな。」と言いながら側に近づいてくる子が。

 「先生も触れないんだよね」と伝えるが、その子の目はトンボに釘付け。そこで「少し触らせてもらえば?」と声を掛ける。トンボの羽根を掴んでいる子に頼んでみると、「いいよ」とサポートしてくれる。

 「優しく羽根を掴むんだよ。」と声を掛けると、ゆっくりと手を伸ばす。そして、「触れた!!」と嬉しそうに声を上げた。

 こうやって、友だちの力も借りながら、やってみたいことを実現していくのだなと感じる。その場面を見逃さないようにしたいと思う保育者だった。 

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