やりたい理由はスリルと難易度!?

 園庭ではどんぐり砦から登り棒を使って滑り降りることがブームとなってきている。

 うみぐみにとっては足場から棒まで手や足を伸ばして降りるのは容易ではない。なぜなら、足場から棒までは少し距離があるのだ。登り棒を滑り降りるためには、手や足がただ触れられれば良いという訳ではなく、身体全体を絡みつけなければいけない。

 現在のうみぐみからしたら、身体を絡みつけられるかつけられないかの際どいところ。だが、子どからしたらそれが面白いのだ。そのスリルにも似た感覚を味わいながら子どもたちは挑戦したり、達成感を味わったりしているのだろう。

 一人の子が滑り降り始めると、それを見た他の子たちもやりに来た。

 「僕も出来るよ!」と意気込んでどんぐり砦を登って行った子は意外にも、片足・片手を足場から離す勇気が持てず、「できない…」と一言。保育者がお尻を支えて滑り降りることを繰り返すと、7回目くらいでは感覚をつかみ、一人で滑り降りれるようになっていた。

 また違う子は、滑り降りれるのだが、身体を登り棒にくっつけた1秒後には下に到着しているという、猛スピードタイプ。勢いが良すぎてケガに繋がりそうだったので、ブレーキをかけながら降りることを伝えた。保育者が足やお尻を支え、スピードを調節する感覚を伝えると、掴んできたようで、幾度かの練習で習得していた。

 「ブレーキ?」と言いながらゆっくりと滑り降り、感覚をつかめてきている事を感じているようだった。

 一人が滑り始めると、登り棒の降り口で、「押さないで!」「〇〇が先だった!」などの声が飛び交い、順番待ちができるほどの大盛況だったが、何度も繰り返し、滑り降りることに自信が付いてくると、満足して様子で離れていき、気が付くとやっているのはただ一人という場面もあった。

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