みんなで

 朝から快晴!園庭と散歩、どちらがいいか一人ずつに聞いてみると、昨日に続き、「園庭!」と答える子が多い。「園庭で何をして遊ぶ?」と尋ねると、「〇〇ちゃんと、ぐるぐるするの」「△△ちゃんとあそぶ」とすぐに言葉が返ってくる。個人差はあるが、しっかりと遊びたい内容を思い描きながら、活動場所を選んでいる。

 散歩を選んだ子も、「どんぐりたくさんあるかな」と期待感を口にする。「〇〇ちゃんは?(どっちを選んだ?)」と保育者に確認する子も出てきた。「まだ聞いていないから、聞いてみようか?」との言葉に、「〇〇ちゃん、どっちにする?」と声をかけ、同じ場所を自分も選ぶ。誰と一緒に遊びたいのかも重要なのだ。

 散歩チームは、どんぐりがいっぱいあるはずと期待しながら小山内裏公園へ。身支度を整えると、「とんぼも連れて行く!」と、自分が作ったトンボを手にする。お散歩バッグを肩から掛けて、勢いよく出発した。

 門を出た途端、走り出す子どもたちを追いかけ、保育者も急ぐ。「みんなのこと守れないから、先生の前には行かないでね」と再度約束をして先へと進むが、やはり気持ちが抑えられず、走り出す。

 「ムーンだ!」と青空を指さす子の声に、一斉に空を見上げる。昨日も園庭で同じように月に気づいて見上げていた。「なんで、夜じゃないのに月があるの?」と思いを言葉にする。「なんでだろうね。こども園に帰ったら、一緒に調べてみようか」との保育者の言葉に、「そうだね」と納得をしてまた先へと進む。

 保育者のあては外れ、思っていた場所にはあまりどんぐりが落ちていなかっため、「どこにあるかな?」と相談。お魚公園(大田切池)の方にあるのではないかということになり、地図を見ながら、現在地を保育者が伝えると、指でなぞりながら、「こうだね」「こっちに行けばいける」等と、自分たちなりに確認。

 池までの道中にどんぐりや枝を拾い、池では釣り人に変身!枝を釣り竿に見立てて、葉っぱの餌をつけ、「ワカメが釣れたよ!」の声に顔を上げると、確かにワカメのような葉っぱが。そんな友だちの言葉を聞き、「僕も、わかめ釣りたい!」としばらくは釣りタイム。

 帰り道はどんぐりがいっぱい。ひとしきり拾うと、「ヨーイドンしたい!」という声に、みんなでかけっこ。「もう一回!」と何度も繰り返し、保育者だけがヘトヘトになって帰園した。

 いろいろな場所に視線をむけ、いろいろなことに気づき、言葉で伝える。一人が発見したことを共有し、同じものを探してみたり、同じことをやってみて笑い合う。「みんなで」の楽しさを感じる散歩を、寒くなる前にたくさん経験したい。

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