どんぐり集め

 あかぐみで作ったどんぐりのボードゲームで遊んでみたいことを、朝の会で子どもたちに伝えた。しかし、肝心のどんぐりが見当たらない。

 保育者「吉村先生にどんぐりが置いてある場所を聞いておいたんだけど、見つからないんだ。どこにあるか知ってる?」

 子ども「ここに少しあるよ!」

 保育者「でもこれじゃ足りないよね!?うーん、どうしようかな。」

 子ども「じゃあ公園に取りに行こうよ!」

 子ども「くも公園にどんぐりいっぱい落ちてるよ!」

 ということで、急遽散歩に出かけることに。

 やはり外を歩くのは気持ちが良いようで、足取りも軽く、先へ先へと進んでいく。「あっ、どんぐりあったよ!」と路上でも、早速どんぐりを拾い始めていた。

 あっという間に目的地へと到着し、遊具を目の前にすると、「遊んでもいいの?」と声が上がった。「遊具で遊ぶ時はどんぐりを入れる袋を置いてからね」と伝えると、手にしていたビニール袋がベンチにたくさん集まってくる。

 子どもの言う通り、その公園にはたくさんのどんぐりが落ちていた。保育者は「わぁ、ここに小さいどんぐりがたくさん落ちてるよ!」「大きいどんぐりもあった!」と、少しは今日の目的を達成させたいと思うのだが、子どもたちは遊具に夢中。

 でも中には「先生、ここにいっぱいあるよ!」とどんぐり集めに勤しむ子もいたおかげで、何とか袋にどんぐりが溜まってきた。そこで、「そろそろ帰るよ。」と声をかけると、遊具で遊んでいた子たちからは、「えー、まだどんぐり集めてないよ。」との声。実は、ちゃんと当初の目的も忘れていなかったことに驚く。それならばと、どんぐりが集めやすい場所を伝えた。

 とはいえ、どんぐりの収穫はもう十分になっていたので、「1人5個拾ってね。」と声をかけたが、どの子もそれ以上の数を集め、「見て!こんなにいっぱい!」と誇らしげだった。

 その袋を大事そうに持ちながら帰園。ある子が「水を入れて浮いたどんぐりには、虫が入ってるんだよ。」と教えてくれた。それならばぜひ選別してみようと約束した。

 さっそく拾ってきたどんぐりで遊びたいところだったが、誕生会が待っていたのでまた後日ということに。

 「今日、お家でケーキ食べられるかな?」と誕生会を楽しみにしてい菜美栄ちゃんは、インタビューにもハキハキと答えて、友だちから嬉しそうにカードを受け取っていた。

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