絵本の魅力

 今日は少し肌寒い1日。登園人数も少ない今日の日中は、みんなで園庭で過ごした。

 その前に、保育室で過ごしていた朝の時間、「先生、これ読んで」と声が掛かった。読み始めると、続々と子どもたちが集まって来て、いつの間にか保育者の周りに全員集合。するとたった今まで賑やかだった保育室には、保育者の声だけが響いているのだった。

 読み終えると「面白かったね。」「こんな話だったよね。」と、それぞれが感想を語ったり、互いに内容を確認し合っている。「もしこうだったら面白くない?」と、さらに想像を広げている姿もあった。そんな友だちとのやりとりも、絵本の面白さの1つなのだと感じる。

 子どもたちが絵本の読んで声を掛けてくる理由には、2つのパターンあると思っている。1つは純粋に物語を楽しみたい時。そしてもう1つは、少し甘えたい時だ。

 絵本を読む時、子どもたちは必ず保育者の膝に座りたがる。それはきっと、今は自分が保育者を独占したいからだなのだと思う。むしろ絵本の内容なんて二の次なんていう時もありそうだ。

 こうした時間を取ることが難しい時もあるのだが、それでも一人一人との時間を、精一杯大切にしていきたいなと感じたのだった。

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