劇やりたい

 朝の会でのこと。今日が「金」曜日という話から、子どもたちの質問を受け、お金→お札の透かし→偽札→偽造の罪にまで話が広がった。

 そして、保育者が「中学校時代に体験した自動販売機のお釣りが偽硬貨だった事件」の話をすると、「そうなんだ。間違えて入れたのかな?」「え?お母さんのお金が偽物だったらどうしよう」「捕まっちゃうのに、なんでそんなことするんだろう」「悪者なんてやっつけてやる」「紙のお金入るよね」「1円玉と5円玉は自動販売機に入らないの?」「紙のお金にも種類があるよね。」「どうやって作ったんだろう」「金曜日なんだから空からお金が降ってきたらどうする?」と頭に浮かんだことを次々と口にする。自分たちが知らない新しい世界を、自分が知っている現実や知識、そして想像を駆使して、子どもたちなりに理解しようとしている姿だった。

劇やりたい
 朝の会が終わっても看護師による手洗いの話まで少し時間があったので、何をして待っていようかと考えていると、お当番(その日、自分がしたい遊びを発表する係)が、久しぶりに劇遊びをしたいと発表した。

 そういえば前回のフェスタ(過去のブログ)で満足したのか、それ以降、劇の話題はほとんど上がらないのだが、久しぶりに思い出した子どもたちは「いいじゃん。劇やりたい。」とみんな意欲的。セリフも多くない劇なので簡単といば簡単なのだが、それにしても、その流れや小道具を出すタイミングなど、保育者よりもよく覚えているし、お客さんが居なくても楽しそうに劇を進める子どもたち。

 その姿を見ながら、「自分たちの劇」になっているのだなと嬉しくなった。久しぶりに引っ張り出した衣装や小道具は壊れている物もあったが、それを直そうとする姿も嬉しかった。「おいおい。大切な衣装が壊れてる!」と言いながら、既にボロボロにも見える衣装を手直しをして、満足そうに纏っている姿に、あの劇遊びの取り組み全体を、大切にしていることが伝わってくるように感じたからだ。

 劇が終わると、衣装を「また遊ぶから綺麗にとっておきたい」と丁寧に袋に仕舞う子どもたち。実はそろそろ持ち帰ってもらおうかと考えていたのだが。次の出番はいつになるのかは分からないが、もうしばらくは、とっておこうと思う保育者だった。

 看護師からの手洗いの話についてはこちらから。

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