自分たちでできること
朝の会で、園庭遊びでのいくつかの困りごとを子どもたちに相談してみた。
- 梅の木に登って梅の実をとると、実が減ってしまう。
- 友だちと滑り台の下から手を繋いだまま登ってきて、怪我をすることがある。
- 給食のマナーはどうか。
すると、子どもたちからは…
「梅の実を採ると、大きくならないよね。」 「数も少なくなるし。」
「滑り台の下から登るときは、手をつながないほうがいいと思う。」「だって、危ないもんね。」
「給食は、ちょっと大きい声で話しすぎていたかもしれない。」「横を向いている人もいたよ。」
きっかけを作り、子どもたちに問いかけると、それぞれが思ったこと、考えたことを発言していた。保育者は、問題提起をし、子どもたちの発言に対して、「そうだね。」「〇〇くんは、そういうことに気が付いたんだね。」と一つ一つ受け止める。そして、子どもたちはどんどん考える。
こう考えると、大人の役割って、何なのだろうかと改めて思う。子ども自身でできることって、実はたくさんあり、必要に応じて大人の思いも伝えることにより、また違った価値観を得ながら考えを広げていくのだろう。こども園でも、このような、機会を大切にしながら生活できたらと思う。
今日は、園医による健康診断があった。とりは一番最後に検診予定。なかなか順番が回って来ず、「無人島ゲーム」というゲームをしながら待った。少し難しいルールだったが、遊んでいくうちに要領を得て、楽しんでいた。年長ともなると、この、難しいから面白い!がさらに楽しめるようになってくる。
こんな質問をしてみた。
保育者「とりさんて、何で健康診断は一番最後なんだろうね。」
子どもたち「うーん…。強いから!!」「体が大きくて、負けないから!」
保育者「なるほどね。とりさんとこういう風に、ゲームをしたり、お話をして待つことができて、先生は安心だよ。」
子どもたち「あ!それ?それね!」