せいびのパンやさん
今年の給食のテーマは、「絵本」。
絵本の中に登場するメニューや、絵本の食べ物から作ったメニューを給食に取り入れていくことになった。
4月の絵本は、かこさとしさんの「からすのパンやさん」。かこさんの絵本には、食べ物が登場するものが多い。からすのパンやさんは、からすの家族が経営するパンやさんのお話だ。
前日にあおぐみへ行き、子どもたちに「からすのパンやさん」を読んできた。大勢の子どもたちの前で絵本を読み聞かせるのは、もう何年もやっていない。「先生はみんなの前で絵本を読むのが初めてだから、ドキドキして間違えちゃったらごめんね」と伝えた。
読み始めたら、意外と長い。ちょっと端折って短くしておけばよかったかな、と反省しながら読んだ。
だが、思った以上に子どもたちが集中して、絵本の世界にのめり込んで来た。パンやさんでパンが焼けたのを、お店が焼けたと勘違いして、消防車や救急車、警察官がとんでくる場面では、「ちがーう!」「間違えてるよね!」「火事じゃないよー」と興奮気味に声を出していた。最後に、「明日のおやつで、からすのパンやさんのパンが出てくるよ。みんなはどんなパンがいい?楽しみに待っていてね!」
本日「からすのパンやさん」開店!




「からすのパンやさんですよー」「いらっしゃいませ!」お客さんがどんどんやってきた。「からすのパンやさん?」「ちょこちゃんがいる!」絵を見てからすのちょこちゃんを見つけた!いつものおやつの風景とは違って、子どもたちはお客さんを意識しているよう見える。「くださいな!」「どうぞ!」楽しいやりとりで、からすのパンやさんは大盛況。
お代わりどうぞ、というと、また行列が。あっという間に完売。とっても楽しい、パン屋さんだった。