それぞれの参加

昨日に引き続き、今日も雨。「今日も外でられないの?」と、外に出たくて仕方がない様子の子どもたち。
雨の日にカッパを着て外に出るにはまだ少し寒すぎるので、今日は有り余る体力を発散できるように、ダンスやゲームなどをして楽しむことにした。

今日遊んだゲームは、雷ゲーム、椅子取りゲーム、爆弾落としゲームの3種類だ。あおぞらの子どもたちは、まだやったことのないゲームもあったのだが、始める前に簡単にルールを説明し、実際にやってみると、周りの動きを真似しながら、よく理解して楽しむことができていた。
参加の仕方を見ていると、楽しそうにゲームを楽しむ子ども、まずはみんながやっている様子を見ている子ども、やっている友だちの応援を楽しむ子どもなど、参加の仕方はそれぞれだ。
椅子取りゲームで遊ぶのは、今日が初めての孝太君。「こうちゃんは見てる」と、孝太君から声をかけられ、応援席を用意した。ゲームが始まり、友だちが椅子の周りを回り始めると、孝太君も、ドキドキしながら楽しそうに、その様子を見ていた。何度か「やってみる?」と声をかけたが、 「大丈夫。」と、今日は最後まで応援を楽しんでいた。
ゲームが終わったあと、孝太君に声をかけた。
保育者「椅子取りゲーム楽しそうだった?」
孝太「んーまあまあ。」
保育者「今度またみんなで遊ぼうと思ってるんだけどさ、次はやってみる?」
孝太「うん!」
「楽しそうじゃなかった」ではなく、「まあまあ」という返答から、みんなが楽しそうに遊んでいる様子を見ていて、自分も「やってみたいな」と、少しでも思った瞬間があったのかもしれないなと感じた。その気持ちがいつか「やってみよう!」と一歩踏み出す勇気に繋がったらいいなと思った。
どんな参加の仕方であっても、子ども自身が自分なりのペースや参加の仕方を見つけて楽しめているのなら、それを認めていきたいと思っている。