合わせる

 今日は13人で、普段よりもこじんまりとした朝の集まりとなった。

 土曜日が誕生日だった大鳳くんに、保育者が「ケーキを食べたか」などを聞いていると、「彩ちゃんは今度、誕生日の時ね…」や「愛真ちゃんはもうすぐ4歳で…」と、我が身においた話が重なっていく。

 「私の話を聞いてくれ!!」と言わんばかりに、重なる声は大きくなっていくが、これが『唯我独尊』の3歳児…自分の尊さを感じている姿なのだと感じる。

 その思いや話をたくさん受けとめたい。でも、誕生日を迎えた子の特別な『今』も大切にしたい。そのような思いで、「大鳳くんの食べたケーキは、何味だったんだろう?」と、他の子どもたちにも投げ掛けるように話すと、クラス全員がその答えを考えるように静まり、大鳳くんが嬉しそうに「チョコだよ♪」と答えた。

 自分の尊さをいっぱい感じていくと共に、周囲の人への関心もどんどん高めていく3歳児。自分のこと・他者のことに、たくさん触れられる1年になると良い。

 その後の会の中では、散歩に行きたい子と、園庭で遊びたい子に意見が割れた。

 保育者は、「初めはお散歩に行って、少し早く帰ってきて園庭でも遊ぶのはどう?!」と提案した。

 最後まで「園庭が良い」と言っていた大鳳くんの声と表情が、ずっと頭の中に残っていたが、散歩の後半に「ロケット公園でも遊びたい!」と、新たな思いや楽しみを見つけている姿に、他者と思いを合わせることの良さを感じながら、ほっとした。

前の記事

異年齢で

次の記事

春、見つけた。