春、見つけた。

 今日はとりで散歩に行った。

 どこに行くか相談した結果、うずまき公園になった。

 「うずまき公園やだー。」「私、うずまき公園嫌い!!」

 などと、否定的な言葉も聞こえてきたが、みんなの意見が完璧に一致することは難しいので、そういうこともある。と、諦めてもらった。集団生活をしているからには、自分の思い通りにいかないという経験もたくさんしてほしい。そこで、自分の気持ちと折り合いをつけていく事で、心が成長していく。

 そんな事もありつつ、散歩へ出発。

 チューリップが見えてくると、一斉に駆け寄っていた。何も言わずとも、チューリップの前でポーズを決める玲音ちゃんや匂いを嗅いでみる侑くんや坂本海翔くんの姿があった。

 たきの広場に寄り道をしてみると、ダンゴムシや青虫やしゃくとり虫など、たくさんの虫を発見していた。

 黄色のタンポポも咲き乱れていた。すでに綿毛になっているタンポポを飛ばす子どももいた。

 うずまき公園に到着すると、それぞれ好きな遊びに向かっていた。侑くん、北野 楷人くん、阪本 海翔くんは丸太の下や木の根元を覗き込みながら虫探し。羽アリのような虫やトカゲなどを捕まえ、誇らしげだった。

 菜美栄ちゃん、依千ちゃん、清水 誠くんたちはバナナ鬼ごっこ。狙うは保育者!!と、子ども同士でタッグを組んで追いかけていた。

 鈴木 紗英ちゃん、結衣ちゃん、玲音ちゃん、弓乃ちゃん、美晴ちゃんたちははないちもんめ。最近、園庭でもよくやっている遊びだが、このお気に入りの遊びを散歩先でも行なっていた。

 実蒼ちゃんや古川 彩瑛ちゃんや泰地くんは葉っぱやお花やダンゴムシ探しをしていた。

 正直、遊具もない公園で1時間、飽きずに過ごすことができるのか?途中で他の場所へと移動することになるのか?と予想していたが、誰一人として「早く帰ろう。」と言ったり、飽きたりすることはなく、自分で遊びを見つけている姿に感心した。

 今の時期ならではの気候の良さや、虫や花などの魅力的なものがたくさんあるからこそなのか・・とりさんだからこそ、遊びを探し続けることができるのか・・

 最初に「嫌い」と言った子が笑顔で帰園する姿にもホッとした。

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